長崎市長選 公開討論会 相次ぎ計画 5人出馬表明 関心の高まり期待

 長崎市長選(4月14日告示、21日投開票)の立候補予定者による公開討論会が3~4月に相次いで計画されている。前回の無投票から一転、今回は5人が出馬表明しており、市民の関心の高まりが期待される。

 長崎青年会議所は4月11日午後6時半~9時、茂里町の長崎ブリックホール大ホールで開く。現職の田上富久(62)、県議の高比良元(66)、前市議の橋本剛(49)、元市議の吉富博久(74)、市民団体代表の寺田浩彦(57)-の5氏が登壇する。コーディネーターは元横浜市長の中田宏氏。

 同会議所が市民アンケートを通して「医療・福祉」「少子化」「学校教育」「MICE(コンベンション)施設」などから関心の高い項目を今後抽出し、5人それぞれに市の将来展望と合わせて語ってもらう。

 18日に市役所で発表した同会議所の大平大樹・会員開発委員長は「長崎は大きく変革しようとしている。5人が何を考えているか知ってほしい」と語った。

 入場無料。問い合わせは同会議所(電080.1705.0378)。

 一方、市公会堂存廃などを巡り住民投票実施を求めて活動した市民らの団体は今月28日午後7時~9時、魚の町の市民会館文化ホールで開き、住民投票や財政、MICE施設や新市庁舎の整備などへの考えを聞く。

 田上氏は公務のため欠席予定。団体は事前に質問への回答や意見を文書で依頼しており、会場で発表したい考えだ。入場無料。問い合わせはコーディネーターの鮫島和夫さん(電090.5737.2024)。

 地元学生グループが既に発表している今月23日午後6時~8時の公開討論会は、未定だった会場が18日までに、文教町の長崎大文教スカイホールに決まった。

公開討論会の概要を発表する長崎青年会議所の担当者=長崎市役所

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