NASCARにトヨタ カムリで参戦するカイル・ブッシュ選手、通算200勝を達成

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」でカイル・ブッシュ選手が通算200勝を達成

記念すべき通算200章をトヨタ カムリで達成

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」でカイル・ブッシュ選手が通算200勝を達成

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」が米国カリフォルニア州のオートクラブ・スピードウェイで2019年3月17日(日)に開催され、トヨタ カムリで出場したカイル・ブッシュ選手が優勝。NASCAR史上最多タイとなる、トップ3カテゴリーでの通算勝利数200勝を達成した。

◆[画像]NASCARを戦うトヨタ カムリってどんなマシン?

2マイルオーバルを60周、60周、80周の3ステージに分けて走る(合計200周・約640km)決勝レースは午後12時50分より始まり、序盤はカイル・ブッシュ選手とデニー・ハムリン選手が好スタートを切り首位争いを展開。その後カイル・ブッシュ選手が12周目に首位に立つと、後続を大きく引き離して独走態勢となり、ステージ1を制覇した。

その後行われたステージ2でも、カイル・ブッシュ選手は再スタート時に一旦は先行されたものの、すぐに首位を奪い返し再び独走態勢に。同選手が2位に6秒もの大差をつけてステージ2も制覇した。

ステージ1、2を制し、ここまで圧倒的な速さを見せたカイル・ブッシュ選手。ところが、ステージ間のイエローコーションでピットへ向かった際に速度違反のペナルティを受け、ステージ3は後方からの追い上げを強いられることとなった。

しかし、カイル・ブッシュ選手は猛烈な追い上げを見せ、再スタート後僅か8周でトップ10入り。残り50周の時点で6位まで浮上した。

その後161周目に首位に浮上。ピットインのタイミングによりライバルと激しい首位争いをする場面もあったものの、最終的には2位に2秒以上の大差をつけて独走でチェッカーを受け、前戦フェニックスに続き今季2勝目を挙げた。

33歳のカイル・ブッシュ選手はこの勝利で、NASCARトップ3カテゴリーでの合計200勝を達成。これまでの記録では、リチャード・ペティ選手がカップ・シリーズのみで200勝を挙げている。

カイル・ブッシュ選手はカップ・シリーズで史上11位の53勝目。これに加えて自身が最多勝記録を持つエクスフィニティ・シリーズ94勝、トラック・シリーズ53勝で、NASCARトップ3シリーズの合計勝利が200となる。これらの勝利のうち、2008年より移籍したトヨタでの勝利は、カップで49勝、エクスフィニティで83勝、トラックで47勝とその大半を占めている。

次の第6戦は3月24日(日)、米国東部バージニア州のマーティンズビル・スピードウェイで行われる。

カイル・ブッシュ選手のコメント

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第5戦「Auto Club 400」でカイル・ブッシュ選手が通算200勝を達成

今日の我々の“トヨタ カムリ”は最高でした。ここオートクラブ・スピードウェイに来てくれた多くのファンの前でこんな素晴らしいレースを見せられて本当に嬉しいです。200勝目は私にとってはとても大きな意味を持ちます。

トヨタ、TRD-USAやチームの最高のスタッフと共に戦えるという機会を得られたこと自体が本当に幸運ですし、共に戦ってきた全ての瞬間が宝物です。これからも多くの勝利を重ねていけることを願っています。

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