「難波のドンキでのショッピングには、気を付けてくださいね」
日本を観光で訪れたタイ人女性のそんな注意喚起がタイで話題となっています。
タイ人の日本旅行好きが集まるFacebookグループに3月8日に投稿されたもので、「ドン・キホーテなんば千日前店」と思われる店で免税の買い物をした際にレジで(故意に?)多く支払わされ、商品の数が足りていなかったという俄かに信じがたい体験を語っています。
経緯はこうでした。
タイ人女性がリップクリーム4本とヒアルロン酸液3本をレジに持って行ったところ、なぜか店員が2人で自分の商品をレジで2度打ち込んだのです。何かおかしいと感じた女性は免税品手続きの際に商品をチェックしようとしたのですが、店員は急がせてチェックさせないようにしたのでした。後ろには誰も並んでいないにもかかわらずにです。
ホテルに帰った女性は、商品が梱包され口にシールで封をされたビニール袋を外側からチェックしてみたところ、レシートに表示された個数と中身が合っていないことに気付きました。
レシートにはリップクリーム4本のところが6本、ヒアルロン酸液3本のところが4本とカウントされていたのです。
幸いにもホテルがドン・キホーテの近くだった女性は、先ほど購入した商品を袋のまま携えて店に戻り、店員に袋を開けさせて数え直してもらいました。するとやはり数が合っていなかったのです。
ここまでなら商品の数え間違いはよくあることと考えられなくもないのですが、まだ続きがあるのです。
店員が不足していた商品を補充して袋に封を再度する際、カウンター裏の見えにくいところで作業をしていたため、またしても怪しく思った女性はしっかり注視していました。すると補充したのはヒアルロン酸液だけでリップクリームは補充しなかったのがはっきり確認できました。
女性がそのことを指摘すると、店員は補充してあると主張。女性は負けずに袋をひっくり返し、中身を数え直しました。結果は、リップクリームがやはり足りていなかったのです。やれやれです。
さらに一緒に行った友人も商品を2個買ったところ4個分を支払わされたというオマケ付き。女性は日本は規律正しい国だというイメージだったのにと残念に思っている様子です。
店側はまるで故意にしたように受け取れます。しかし女性側の話を一方的に信じるわけにはいきません。そこでTABLO編集部ではドン・キホーテにこの件を問い合わせました。しかし、3月20日時点で店側からの回答はありません。
真相はハッキリしませんが、タイ人旅行者が今後同店での買い物に慎重になることだけは確実なように思われます。(取材・文◎赤熊賢)