KBC「福岡恋愛白書14」は音楽とSNSの物語。新天町や福岡魁誠高校、JR長者原駅などが登場

KBC九州朝日放送は3月22日(午後11:15)に自社制作したドラマ「福岡恋愛白書14 天神ラブソング」を九州ブロックネット放送する。福岡の視聴者が実際に体験した恋のエピソードを基に描く、毎年恒例の単発ドラマシリーズで、タイトル通り14作目。今回は音楽とSNSから生まれた奇跡のラブストーリーを綴(つづ)る。

主演は2016年デビューの白石聖。「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(日本テレビ)や「PRINCE OF LEGEND」(同)などに出演し、今作がテレビドラマ初主演となる。劇中、阿部真央の名曲「モットー。」と「ロンリー」のギター&ボーカルにも挑戦した。福岡市・天神の繁華街で行われた路上ライブシーンは注目の場面になりそうだ。相手役は西山潤が務める。

■あらすじ
福岡県粕屋町に住む高校3年生の未来(みき)は、恋人と友人に裏切られた過去から、人を信じられず、恋もできないでいた。孤独な心が唯一満たされるのは、1人ギターで大好きな歌を歌うこと。SHINOというアカウントで自分が歌う姿をSNSに投稿していた。ある日、未来の動画にコメントが届く。「自分は北九州市に住む山下直斗です。感動しました」。彼は救急救命士の仕事に挫折寸前だったが、未来の歌に救われたという。警戒する未来だったが実直な直斗の言葉に勇気をもらい、繁華街での路上ライブに踏み出そうとする。その後、直斗とSNSだけの会話が始まり、会えなくとも徐々に惹(ひ)かれ合い、成長していく2人。前向きに変わっていく未来だったが…。

今作は、重要なシーンである天神・新天町のほか、粕屋町の駕与丁(かよいちょう)公園、福岡魁誠高校、JR長者原(ちょうじゃばる)駅、北九州市の小倉北消防署などで撮影が行われた。粕屋町と天神は西鉄バスがダイレクトにつないでいる。福岡魁誠高校と天神地区を結ぶのは二つの路線。都市高速道路を経由し、大回りでも早く到着する「行先番号310番」と下道をひたすら走り続ける「行先番号31番」。皆さんの好みは? どちらを選ぶかで、恋愛のタイプが異なるかも。また、JR長者原駅のシーンでは、3月15日をもって香椎線での定期運用を終えたばかりの気動車(キハ40系)の勇姿が見られそう。いわゆる「九州色」と「アクアライナー色」の2種類の塗装があったのだが、果たしてどちらが映るのか? こうした物語を彩る風景も見どころの一つだ。

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