3月23日(土)、24日(日)「ツシマヤマネコ」啓発イベント開催  神戸どうぶつ王国

2019年3月20日
神戸どうぶつ王国

絶滅が危惧されているツシマヤマネコの現状や保護・保全について、
イベントを通じてお伝えします
「ツシマヤマネコ」啓発イベント
2019年3月23日(土)24(日)神戸どうぶつ王国で開催

2019年3月23日(土)24(日)、神戸どうぶつ王国では「ツシマヤマネコ」啓発イベントを開催します。ツシマヤマネコは長崎県のにしか生息しない固有種で、現在生息数が激減し絶滅の危機に瀕している動物です。当日は長崎県対馬市より職員が来園、当園と共同で様々なイベントを通じて、ツシマヤマネコの現状や保護・保全についてお伝えします。

①「絶滅危機からの脱出」~ツシマヤマネコを救出せよ!~

ツシマヤマネコが生息する島「対馬(つしま)」に関するミッションをクリアし、「ツシマヤマネコエア遊具」を体験しよう!

【開催時間】午前の部 10:30~12:00、午後の部 14:00~17:30
【参加対象】どなたでもOK。(但し、エア遊具の対象は小学生以下)

②ネイチャーゲーム「対馬の森を大調査」

ツシマヤマネコを始めとする野生動物たちは生息地の環境変化によって様々な影響を受けます。それは、野生動物たちにとって九死に一生。さあ、思いっきり走りながら体を動かし楽しくその仕組を調査しよう!

【開催時間】13:00~
【参加対象】どなたでもOK
※このゲームは、ツシマヤマネコが減っていく原因などを実感・体感出来るゲームです。体を動かし、楽しんでいるうちに、適切な生息地の重要性と変化し続ける生態系で野生生物の個体数に影響を及ぼす要素について理解することができます。

③対馬インフォメーションキャンプ

長崎県対馬はかつて大陸とつながっていた自然豊かな国境の島。インフォメーションキャンプには魅力たっぷりな対馬の情報がたくさん!イベント中は対馬市からナビゲーターが来神。また随時、ツシマヤマネコ折り紙やペーパークラフト体験など開催。ぜひこの機会に「人とヤマネコがともに生きる島、対馬」の魅力に触れてみてください!

【開催時間】10:00~17:30

※これらのイベント等はやむを得ず、予告なく内容が変更・中止になる場合がございます。予めご了承ください。
※画像は過去のイベントの様子やイメージです。

■ツシマヤマネコについて

学名:Prionailurus bengalensis euptilurus
分類:食肉目ネコ科
特徴:長崎県対馬にしか生息していない固有種。現在の生息数は約70頭か100頭といわれるほど数が少なく、絶滅の危機に瀕している種。環境省は、1994年3月にツシマヤマネコを種の保存法に基づく「国内希少野生動植物種」に指定し、長崎県をはじめとする様々な団体と協力して保護事業を実施しています。対馬野生生物保護センターをはじめ京都市動物園など全国の9園の動物園で飼育されており、生息域外における保護対策が進められています。

対馬市ホームページ ツシマヤマネコについて
http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/web/cat58/yamaneko.html

■当園とツシマヤマネコとのつながり

神戸どうぶつ王国では、ツシマヤマネコは飼育していませんが、生息域内での対策として、ツシマヤマネコの餌場の確保のため減農薬で作られる「ツシマヤマネコ米」を定期購入して、田んぼ拡大などの協力をしています。

当園の生物多様性普及啓発型レストラン『WILD CATS』ではそのお米を使ったカレーライスやハヤシライスを販売し、召し上がっていただくことでゲストの方々にも「循環の輪」(下記参照)にご協力いただいております。

■「循環の輪」とは?

①お客様がカレー、ハヤシライスを食べる
年間ツシマヤマネコ米を3t購入しています。

②対馬での田んぼが増える
米の需要が高まると対馬で米を育てることが出来ます。

③ツシマヤマネコのエサが増える
田んぼが増え、ツシマヤマネコのエサとなる、や小動物が増えます。

④ツシマヤマネコの数が増え、保全につながる
安定した環境が整い、ロードキル(交通事故による死亡事故)などが減りツシマヤマネコの保全につながる。

姉妹園である「那須どうぶつ王国」でも年間7tのツシマヤマネコ米を購入し同じ取り組みを行っています。

皆様も当園にて、ツシマヤマネコ米を使用したおいしいカレーを食べて、ツシマヤマネコの保全にご協力ください。