レッドブルF1代表「素晴らしいスタートを切ったが、タイトル争いについて話すのは時期尚早」

 F1開幕戦オーストラリアGPのメルボルンでマックス・フェルスタッペンが3位表彰台フィニッシュを飾ったことで、レッドブルは2019年シーズンの素晴らしいスタートを切ったが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、タイトル争いについて話をすることを拒んでいる。

 フェルスタッペンは納得の走りでフェラーリの2台に打ち勝ち、オーストラリアGPでチェッカーフラッグを受けた。彼は2位のルイス・ハミルトンにも迫る勢いを見せ、ホンダのパワーユニットを搭載したレッドブルRB15が2019年シーズンで侮ることのできない勢力であることを証明した。

 ホーナーはオーストラリアGPの結果に浮き立ったが、これからのことについては慎重な姿勢を崩さなかった。

「タイトル争いについて話すのは時期尚早だと思う」とホーナーは語った。

「だがもちろん表彰台に上がることは、ホンダにとって素晴らしい瞬間だろう」

「表彰台を獲得できたことをとても誇りに思っているし、ホンダが提供してくれたパワーユニットに感謝している。これが強力なシーズンのスタート地点であることを願っているよ」

「メルセデス、そしてフェラーリとの差を縮めたいと考えていたが、そうすることができたのだ」

「まだ初戦だが、我々は素晴らしいスタートを切った。この前向きなエネルギーを足場としていかねばならない」

 レッドブルの(ピエール・)ガスリーの初戦は複雑な状況だった。チームが戦略上の判断ミスをしたことで、予選セッションは不完全燃焼で終わり17番手に。グリッド後方からのスタートとなった日曜の決勝は、当然ながらガスリーにとって難しいものになった。

「まだ始まったばかりだ」とホーナーはガスリーの走行についてコメントした。

「F1では常にプレッシャーがあるが、ガスリーは良いレースをしたと思う。彼は良い状態で週末に臨んだし、フィードバックはとても強力なものだった。あとは状況が込み入っていない週末が必要なだけだ」

「我々は彼がペースを出せることを分かっている。もう少し時間を与えれば、ペースを発揮できる時が来るだろう」

© 株式会社三栄