「独特の世界観」漫画家小島功展 諏訪神社

 清酒「黄桜」のCMなどで知られる漫画家、故小島功さんの作品展が、長崎市上西山町の諏訪神社参集殿で開かれている。原画や版画など約70点を31日まで展示する。入場無料。

 小島功さんは1928年、東京生まれ。終戦直後から雑誌や新聞へ漫画の寄稿を始めた。週刊アサヒ芸能の連載「仙人部落」や、長崎市出身の漫画家、故清水崑さんから引き継いだ清酒「黄桜」のカッパのキャラクターなどで知られる。

 作品展は小島さんの作品を管理するコオプロが生誕90年を記念して開き、2017年から全国を巡回している。会場には「黄桜」などCMやポスター、雑誌の表紙などに起用されたものを中心に展示し、作品は購入できる。主催するコオプロは「九州での開催はしばらくない。この機会にぜひ、小島先生の独特の世界観に触れてほしい」と呼び掛けている。

原画や版画などが並ぶ小島功展=長崎市、諏訪神社参集殿

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