新たなハザードマップ完成 横浜市中心部の帷子川水系

氾濫時の状況や避難の注意などを示した帷子川水系のハザードマップ

 横浜市中心部を流れる帷子川水系の新たな洪水ハザードマップが完成した。最大級の雨による浸水予測図や緊急避難場所などが記されており、市危機管理室は「日頃の心構えなどに役立てて」と活用を呼び掛けている。

 広げるとA1判の地図になり、24時間390ミリという最大級の雨による浸水予測図と、1時間93ミリでの予測図の両方を確認できる。浸水の有無や深さに応じて色分けされており、どちらのケースでも横浜駅周辺の繁華街や相鉄線沿線の住宅地が広範囲に浸水することが分かる。

 マップの活用方法や緊急時の情報入手先、警報や避難情報の用語解説なども掲載した。

 西、保土ケ谷、旭の3区版があり、氾濫の影響が一部に及ぶ神奈川、中の両区も含めた浸水想定区域内の約8万9千世帯・事業所に配布。区役所の窓口で配るほか、市のウェブサイトにも載せている。

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