島原市上折橋町のしまばら火張山(ひばるやま)花公園(旧しまばら芝桜公園)で毎年開催されている「春の花まつり」が23日、同公園で始まった。オープニングセレモニーは、菜の花をバックに地元高校生による力強い太鼓の演奏が盛り上げた。まつりは5月下旬ごろまで。
同公園はNPO法人「芝桜公園をつくる会」(松本良一理事長)が県などと協力し、土石流を防ぐ堤防内の砂防指定地に整備。2012年に完成した。
期間中、春の花約10種類が順次開花する。園内は約10ヘクタール。菜の花は3ヘクタールに約1千万本が植えられ、黄色のじゅうたんが敷き詰められたような景観が広がる。月内には約230本の桜とのコラボレーションが期待できる見込み。
セレモニーには関係者や市民ら約50人が参加。県立島原農業高生徒でつくる同好会「島農和太鼓」の11人らが、雲仙・普賢岳噴火災害から島原が復興する様子を表現したオリジナル曲「鼓霊(こだま)」など3曲を演奏した。
同会によると、ソメイヨシノとしだれ桜は咲き始め。菜の花と芝桜は三分咲き。桃の花は五分咲きという。松本理事長は「平成新山を望む園内の春らしい景色を楽しみに来てほしい」と話した。
「春の花まつり」開幕 しまばら火張山花公園
- Published
- 2019/03/24 10:00 (JST)
- Updated
- 2019/03/25 00:13 (JST)
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