「杵の川」の新酒堪能 きょうまで蔵開き

 諫早市土師野尾町の蔵元「杵の川」(瀬頭信介社長)で23日、春恒例の酒蔵開きが始まり、多くの日本酒愛好家が新酒を味わった。24日午後3時まで。
 会場では、タンクからその場で瓶に詰めた搾りたて生原酒の試飲と販売、諫早産「山田錦」を使用した大吟醸の飲み比べなどが人気を集めている。瀬頭社長は限定酒などを買い求める来場者に「暖冬で管理が難しかったが、例年以上にすっきりしていてキレのある味わいの良い酒に仕上がった」と説明した。
 屋外の飲食スペースでは、出店のイカ焼きや焼きちくわなどをさかなに、新酒を楽しむ来場者でにぎわった。同僚4人と訪れた諫早市の団体職員、山口瑠香さん(25)は「仲間とおいしいお酒を和気あいあいと楽しめて最高の一日」と話した。

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