シャビとブスケッツをMIXさせた存在 マンCが狙う新たなアンカー

アトレティコのサウール photo/Getty Images

マンチェスター・シティのサッカーにおいて欠かせない存在となっているのが、アンカーに位置するMFフェルナンジーニョだ。攻守でバランスを取ることができ、現在のマンCにはフェルナンジーニョと同じ仕事をこなせる選手がいない。

しかし、フェルナンジーニョは今年5月で34歳だ。大ベテランの域に入っており、マンCはそろそろ後継者を見つけておかなければならない。そこで浮上したのが、アトレティコ・マドリードMFサウール・二ゲス獲得案だ。すでに獲得に近づいているとも言われており、マンCにさらなる大物が加わることになるかもしれない。

サウールはフェルナンジーニョよりも攻撃力が高く、アタッカーとしても活躍できる選手だ。純粋なアンカーというタイプではないが、英『Squawka』はマンCにとって理想的なアンカーになると太鼓判を押す。

というのも、データではフェルナンジーニョを上回る数字を残しているからだ。今季フェルナンジーニョはタックル成功数52回、デュエル勝利数158回、空中戦勝利数64回を記録している。

一方でアトレティコのサウールはデュエル勝利数174回、タックル数62回、空中戦勝利数72回の数字を残している。ボールリカバリー数も152回と印象的だ。サウールはパワーもあり、中盤でファイターとしても活躍できる素質を備えているのだ。その能力はマンCでも活かせるだろう。

また、足下の技術もフェルナンジーニョを上回る。相手のプレスをいなし、なおかつ前線に顔を出して仕事もできる。同メディアはサウールをセルヒオ・ブスケッツとシャビ・エルナンデスをMIXさせた選手になれると絶賛している。

シャビほどゲームをコントロールできるわけではないが、足下の技術は確かなものがある。24歳と若いが、リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグでの経験値も十分だ。フェルナンジーニョの後継者としては理想的だろう。

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