春の夜彩る幻想の光 長崎・立山公園 桜まつり 600個のぼんぼりが点灯 来月4日まで

 桜の名所として知られる長崎市の立山公園で23日、恒例の「桜まつり」(実行委主催)が始まった。夜間は約600個のぼんぼりが点灯され、闇夜に淡く浮かぶピンク色の光が幻想的な雰囲気を醸し出している。実行委によると、桜の見頃は今月末ごろという。

 公園にはソメイヨシノやヤマザクラなど約700本の桜の木がある。1985年のまつり開始時から毎年ぼんぼりをともし、今では長崎の夜桜スポットとしてにぎわう。まつりは4月4日まで、点灯時間は午後6時半から同9時まで。

 家族で訪れていた長崎市立愛宕小1年の田中柊宇君(7)は「暗い中に薄い赤色がいっぱいに広がってきれい」と笑顔で話した。

約600個のぼんぼりがともる桜まつり=長崎市立山5丁目、立山公園

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