掛けた魚を“必ず獲る”ために……
せっかく大物がヒットしたのに、ラインが切れたり、針が外れたりしてバラシてしまったことはありませんか?
そんな悔しい思いをしないためには、上手なファイトをしなければなりません。
今回は、念願の大物をバラさずにキャッチするためのトレーニングを紹介します!
ラインの限界点を知ろう
大きな魚をキャッチするためには、ラインの限界点を知っておく必要があります。
どの程度の負荷でラインが切れるかを把握しておくことで、ラインブレイクを回避しつつも、強度を最大限に活かして魚を止めることができます。
編集部おすすめのトレーニング
ラインの限界点は、釣りに行かなくても知ることができます。まず、庭の木やテレビ台など、絶対に動かない物にラインを結んでみてください。
そして、ドラグをフルロックにした状態でロッドを曲げて、ラインを切る練習をしてみましょう。
これを繰り返すことで、「これ以上引っ張るとラインが切れる」という感覚を、体で覚えることができます。
注意点
当然ですが、ラインとロッドのバランスやロッドの曲げ方によっては、破損のリスクが伴います。
また、水中で魚を掛けた場合とは負荷の掛かり方が異なるため、実際のラインの限界点とはややズレがあります。
あくまでも、“目安を見極めるためのトレーニング”として、実践してみてくださいね。ラインが切れて、ロッドが天井に激突しないように注意しましょう。
ライトタックルで練習しよう
たくさん大きな魚を釣って経験を積むことが上達への早道ですが、実際には大きな魚はなかなかヒットしませんよね。
そこでおすすめなのが、ライトタックルを使ったトレーニングです。
魚のサイズは同じでも、タックルのパワーを落とすことで大きな魚を“疑似体験”できるのです。
ファイトが格段に上手くなる
ライトタックルを用いると、ラインの強度やロッドのパワーだけに頼った、強引なファイトができません。
そのため、タックル全体のポテンシャルを引き出し、魚を“いなす”ファイトが求められます。そうすることで、ドラグの使い方や竿捌きが格段に上手くなるのです。
メバリングタックルでシーバスやバス、エギングロッドで青物を釣ってみるのが手軽でおすすめです。
注意点
藻だらけの場所や護岸のスリットなどは、ライトタックルでは「どうにもならない」ポイントです。
無駄にラインブレイクをしてしまうだけなので、そんなところで試すのは避けましょう。同じ理由で、すぐに根に潜るロックフィッシュも適していません。
また、ファイトが長引くと周囲の釣り人に迷惑を掛けてしまうため、人が多いポイントや乗合船では控えましょう。
腕を鍛えよう!
近年はタックルの進化が目覚ましく、多少荒いやりとりをしても魚をキャッチしやすくなりました。
しかし、不意の大物がヒットした際には釣り人の技量が問われます。
ビッグワンを逃して後悔しないためにも、日頃からトレーニングをされてはいかがでしょうか!