悔しい“アワセ切れ”とはもうオサラバ!3つの原因と対策を解説 待望のアタリに渾身のフッキングをかましたものの、「フワッ」という嫌な感覚……。釣り人ならば1度は経験したことがあるであろうアワセ切れ。今回は、その原因と対策を解説します。

2度と味わいたくない“アノ感覚”

待望のアタリ。すかさず力一杯合わせた瞬間、プツッとラインブレイク……。みなさんは、このようなアワセ切れの経験はないでしょうか?

ヒットした魚に逃げられるだけでなく、周囲の魚にも余計な警戒心を与えてしまうため、釣果に大きな悪影響が出るのです。

今回はそんなアワセ切れの原因と対策を解説していきます。

ラインが弛んでいる

もっとも気をつけたいのが、ラインが弛んだ状態でそのままアワセてしまうこと。

弛んだラインを急激に引っ張ると、衝撃で切れることが多く、必ず糸フケを回収してからアワセるようにしましょう。

また、弛んだラインを引っ張っても針に負荷が掛からず、針がかりしないことも多いため、とにかくいいことがありません。

アワセ過ぎ

伸びやすいナイロンラインやフロロカーボンラインは大きくアワセても大丈夫ですが、伸びの少ないPEラインのアワセすぎはNG。

PEは小さな力でもフッキングパワーが伝わるため、大きくアワセてもメリットがありません。

特に近距離での大アワセは、出ているラインが短い分、負荷が局所的に掛かるので絶対にやめましょう。

ドラグの締め過ぎ

道具立てで気をつけたいのは、ドラグの調整。

アジングやエギングのような細いラインで即アワセを入れる釣りは、どうしても瞬間的に大きな負荷がラインに掛かりがちです。

そんな場合やどうしても大きくあわせてしまう方は、ドラグを緩めにして過剰なフッキングパワーを逃がすようにしましょう。

アワセ切れは防げる!

アワセ切れをしたときに「ラインが不良品じゃないの?」なんて思ってしまいますが、横から冷静に見るとアワセ方に問題があるケースがほとんど。

しかし捉え方を変えると、アワセ方に気を付ければ、アワセ切れは防げるのです。

タックルに合わせたドラグ調整を行い、アタリがあればしっかりと糸フケを回収し、必要十分な力でアワセると、アワセ切れが起こることはほぼありませんよ。

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