ココリコ&博多華丸・大吉が驚いた「未来のお笑い」とは!?

4月からテレビ朝日系でスタートする新番組「ヤバイかスゴイかカミヒトエ!」(水曜深夜1:59、開始日未定)は、ネットやSNSで日々投稿される動画の中から新たな才能を発掘し、その人物が“スゴイ”のか“ヤバイ”のかを判定していくバラエティー。第1回目の収録後、MCを務めるココリコ(田中直樹、遠藤章造)と博多華丸・大吉が取材に応じた。

同番組は、「ビックリ人間部門」「美女部門」「芸術部門」「かわいい部門」「体当たり部門」の5部門に分けられた15秒間の映像を見て、MC4人がテレビに映しても大丈夫かどうかを判定、合格すればスタジオで芸を披露でき、不合格ならそこで出演することなく強制終了となるシビアなゴングショー方式で進行するもの。「15秒に全てが詰め込まれるというのがいいんでしょうね。いわば無印良品の3行POPみたいなものよ」と華丸が番組を端的に説明。また、大吉は「こういうことは言うべきではないのかもしれないけど、すごく労力がかかってるんですよ。でも結局何もやらずにお帰りいただくということもある。それがご本人のためといいますか…。その人がテレビに登場するかしないかの駆け引きみたいなところが面白さで、この番組の一番の特徴かもしれません」と加えて解説した。

さらに大吉は、「前回の特番がすごすぎたので、それを超えないだろうなと思ってたんですけど、裏切られましたね。世の中にはいろんなすごい人がくすぶってるんだなぁと」と、初回から衝撃を受けた様子を伺わせた。田中も「この番組からスターが出るんじゃないかというくらい、僕らもワクワクしました」と確実な手応えを感じたことを明かし、遠藤も「今回やってみて、なんか“未来のお笑い”を見てるのかもと思いました。正解なのか不正解なのかも分からないというまさに紙一重という感じで、そこを楽しみにしてもらえたら」と、従来の笑いに当てはまらない未知数のパワーを感じ取ったようだ。

登場する“カミヒトエ”な人々は、タレント・素人をまったく問わない。「吉本は6000人の芸人がいて、その中でもがいている後輩がまだまだいっぱいいます。僕は彼らにチャンスが来たよって言うつもりでしたけど、これ相当レベルが高いですよ」と大吉がうなれば、田中も「僕、ハローケイスケの一芸がちょっとスゴイなって思ってたので、声を掛けようかなと思ってたんですけど、今日のこれを見た後だと、たぶん本人登場までいかないだろうなと(笑)」と意外なレベルの高さに度肝を抜かれていた。

また華丸が「松竹芸能の子たちがすごく頑張ってくれた。東京だけでなく福岡の子とか、地方吉本の子とかもいっぱい出てきてほしい。“住みます芸人”とか、海外からも出てきてくれればいいですね」と述べると、遠藤も「15秒動画ですし、これなら世界にも発信できますからね」と、このチャンスを生かすべきだと強く訴えた。さらに「放送時間が遅くて、おじいちゃんおばあちゃんも起きたついでに見ているかもしれないので、高齢者の方もぜひ投稿していただけると」と遠藤がアピールすると、大吉は「門戸は大きく開けている番組ではありますけど、われわれは受け皿ではないということは勘違いしないようお願いしたい。『仮装大賞でずっと落ちてるんですけど、コレやりたいんです』とか持ってこられても困ります」と笑いで締めくくった。

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