『sportskeeda』は23日、「今世界で最も優れた20歳以下の選手TOP10」という記事を掲載した。
このところ若くしてブレイクする選手が増加しており、10代でも世界トップレベルでプレーしている者は数多い。
その中でも最も優れている10名とは?
10位:ジャンルイージ・ドンナルンマ(イタリア/ミラン)
16歳でトップチームにデビューしたドンナルンマは、すでにミランで156試合に出場。20歳ながらも守護神として中心的な存在となっている。
多くの人がブッフォンの後釜として考えている彼は、同じようにイタリア代表でも若くして出場。そのブッフォンの最年少記録を更新した。
並外れたシュートストップとポジショニングスキル、さらにペナルティキックにも強さがある。リーダーシップも備えており、年上の選手をも導くことができる。
9位:アシュラフ・ハキミ(モロッコ/ドルトムント)
ジネディーヌ・ジダン監督によって2017-18シーズンにデビューした彼は、その年にチャンピオンズリーグを優勝し、ワールドカップに出場し、そしてドイツへとローン移籍した。
1試合あたり1.9回のタックルと1.2回のインターセプトを記録しており、今季のブンデスリーガで最高のサイドバックと評価されている。さらに3つのゴールと4つのアシストを決めた。
ハキミはおそらくレアル・マドリーで活躍したいという希望を抱いているだろうし、ジダンが復帰したことはそのきっかけになるかもしれない。
8位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド/リヴァプール)
アレクサンダー=アーノルドはリヴァプールの右サイドバックを完全に自分のものとした。トップチームに昇格してから1年足らずでチャンピオンズリーグ決勝を経験し、今季はプレミアリーグ優勝も夢見ることができている。
彼はその謙虚さ、粘り強さ、そして真摯な努力によってこれらの成功を手にしている。プレミアリーグで最もボールを奪い返しているサイドバックであり、しばしば良質のタックルとゲームビジョンで相手を焦らせる。
メディアとファンの期待に答えたアレクサンダー=アーノルドは、これから10年間はリヴァプールとイングランド代表でポジションを確保できる選手だ。
7位:マタイス・デ・リフト(オランダ/アヤックス)
前年度の欧州王者レアル・マドリーを撃破したあと、アヤックスの最終ラインで要となっているデ・リフトは大きな話題を集めた。
噂によればすでにバルセロナが6000万ユーロ(およそ77.1億円)の入札を行っているとも。マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントス、PSG、レアル・マドリーも獲得を考えているそうだ。
19歳でアヤックスのキャプテンに任命されたという事実は、彼に対しての信頼と、彼が持つ成熟度を示している。デ・リフトとファン・ダイクのコンビによって、オランダ代表は今後数年間猛威を振るう可能性がある。
6位:フッサーム・アウアール(フランス/リヨン)
37試合の出場で7ゴール5アシストを記録した20歳は、すでにリヨンの中盤でレギュラーを確保している。ナビル・フェキルやタングイ・エンドンベレが目立つものの、彼のパフォーマンスももはや隠せないものになった。
特にチャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティ戦で見せた信じられないようなプレーは、もはや世界からの注目を浴びる存在になったことを示した。
ジョゼップ・グアルディオラからも称賛された彼は、世界でも最もオールラウンドにプレーできるクレバーなMFだ。どのクラブが彼を獲得しても、それは驚きにはならないだろう。
5位:ロドリゴ・ゴエス(ブラジル/サントス)
ほとんどの選手にとって、17歳でレアル・マドリーへの移籍を決めるということは大きな成功とみなされる。しかしロドリゴ・ゴエスにとっては単なるステップの一つであろう。
サントスでのデビューシーズンで12ゴールを決め、さらに3アシストを決めた。17歳の誕生日を迎えてからわずか2ヶ月後、初めてのハットトリックも決めた。
彼の明らかな才能は誰もが気づくものだが、同じ年齢の選手と比較して一線を画するのは、その成熟度とムラのなさだ。ヴィニシウスのように、レアル・マドリーに加入してすぐにポジションを確保してもおかしくない。
4位:クリスティアン・プリシッチ(アメリカ/ドルトムント)
補強禁止処分を受ける前に、チェルシーはこのプリシッチの獲得になんとか成功した。そのために5760万ポンド(およそ83.55億円)を拠出した。この価格は高すぎるようにも見えるが、20歳でこの品質を持つことを考えればお買い得になるかもしれない。
この攻撃的MFはすでにボルシア・ドルトムントで100試合以上に出場しており、代表でも24capを獲得している。ジェイドン・サンチョが絶好調であるためにスタメンからは外れる事になったとはいえ。
かなり早い段階からその輝きを見せてきたが、彼はそれでも地に足を着けて努力しているし、成長が必要なことを知っているようだ。
3位:ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー)
レアル・マドリーの壊滅的なシーズンの中で、ヴィニシウス・ジュニオールは一人だけ輝きを見せてきた選手だ。経験不足であるにもかかわらず、レアル・マドリーでの挑戦に頭を悩ませることもなかった。
事実、多くの者が『フレン・ロペテギがうまく行かなかったのは、ヴィニシウスを使わなかったからだ』と思っているほどだ。
ソラーリ暫定監督の就任がキャリアの転換点となった。メスタージャで2アシストを決め、バジャドリー相手に初ゴール。そのスキルとドリブル、大胆な態度でスタメンを奪取した。アヤックス戦での怪我さえなければ…。
2位:ジェイドン・サンチョ(イングランド/ドルトムント)
ジェイドン・サンチョはほとんどのビッグクラブの獲得候補に載っている名前であるだろう。絶妙なボールコントロールと優れた技術力を持つ若い才能は、イングランドからドイツへと渡るという大胆な決断をした。
それが彼にトップレベルでのプレー機会を与え、プレミアでリザーブに甘んじる才能ではないということを証明させた。
アシストランキングでトップに立つ18歳は、イングランド代表でも同様にポジションを得るに至った。今夏ドルトムントは彼を引き止めることが難しくなりそうだ。
1位:キリアン・エムバペ(フランス/PSG)
20歳でありながら、エムバペはすでに世界のトップレベルにある。今後おそらくバロンドールを獲得するであろう彼は、ワールドカップで最優秀若手賞に輝いた。
ペレ以来となる若さでワールドカップでのゴールを決め、チームを優勝へと導いた。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドに続くワールドスターの誕生であろう。
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今季31ゴールを決めている彼は、すでにネイマールやエディンソン・カバーニを差し置いてPSGのメインアタッカーとなっている。このような年齢での成功を収めていることを考えれば、我々は1世代に一人しか出てこないような才能を見ているのかもしれない。