ラスベガスが電気自動車を使った高速地下シャトル建設を推進

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ラスベガス観光局(LVCVA)取締役会は、イーロン・マスク氏が代表する「ザ・ボーリング・カンパニー」と提携し、ラスベガス・コンベンションセンターを地下ループでつなぎ、自動運転電気自動車を利用した高速地下シャトルで乗客を運ぶ計画を承認した。

この画期的な計画によって、ダウンタウン、ラスベガス・コンベンションセンター、ラスベガス・ブルバード(ストリップ通り)の各リゾート施設とマッカラン国際空港、またその先まで路線をつなぐことが可能になる。

「ラスベガスが世界トップクラスのトラベル・デスティネーションだという評判は、技術革新とホスピタリティで裏付けられています。このプロジェクトは、我々の基本理念が、いかに実利のともなった体験をコミュニティや来訪客の皆様に創生していくことができるかという例とも言えます。」 とLVCVAのCEO兼プレジデントのスティーブ・ヒルは述べている。

現在、拡張工事の半ばにあるラスベガス・コンベンションセンターは、2021年のCESが開催される際には更に200エーカー拡張される予定。コンベンション参加者は、施設の端から端まで約2マイルを歩くことになるので、施設内での輸送システムが必要になる。

ザ・ボーリング・カンパニーとLVCVAは実際のデザイン、工事や運行計画、契約を練り上げ、2019年6月までに行われる次回の会議で最終承認を目指す。

ラスベガスの2018年の来訪者数は、4200万人以上。またコンベンションセンターには、年間100万人以上の来場者が訪れる。ラスベガスの観光産業は、南ネバダに580億8千万ドルの経済効果をもたらし、39万1千人の雇用を支え、南ネバダ全体の雇用の41%を占める。

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