「ルノーF1はついに戦えるパワーユニットを作った」。サインツ、直線スピードの向上を喜ぶ

 マクラーレンF1チームのカルロス・サインツJr.は、2019年開幕戦オーストラリアGPでルノーのパワーユニット(PU/エンジン)に大きな向上を感じたと語った。

 サインツは2015年からトロロッソで走り、2017年終盤から2018年にはルノーワークスチームに所属、2019年にマクラーレンに移籍した。3チームでルノーのパワーユニットを経験したサインツが、ルノーはパフォーマンスを改善することに成功したと述べている。

「変化を感じる。一歩前進したと思う。正しい方向に一歩踏み出した」とサインツは語った。オーストラリアGP決勝でサインツはMGU-Kのトラブルに見舞われてリタイアしたが、パワーユニットのパフォーマンス自体はよかったと感じたという。

「まだフェラーリやメルセデスのエンジンには及ばないけれど、今のパワーユニットでなら戦えるという自信を持てる」

「僕はF1で4シーズンを過ごしてきたが、その間、ストレートでは常に10km/h劣っていた。でも(今年の)メルボルンではトップチームとの差が2、3km/hに過ぎなかった。それはものすごく心強いことだ」

「彼ら(ルノー)は一年を通してエンジンをどのように開発していくかについて明確なプランを持っているようだ。そういう意味でルノーは素晴らしいと思う。彼らはついにこの一歩を踏み出せた。僕らが2年前に必要としていた一歩だ」

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