万引きし、警備員にけがさせ逃走 強盗致傷で消防士逮捕

 万引をして逃げる際に警備員にけがを負わせたとして、相模原北署は26日、強盗致傷の疑いで、大和市消防本部の消防士の男(21)=相模原市緑区相原1丁目=を逮捕した。

 逮捕容疑は、11日午後6時半ごろ、相模原市緑区西橋本3丁目の食料品店で、レトルト食品や水など12点(販売価格計2570円)を盗み、引き留めようとした男性警備員(45)の指に軽傷を負わせた、としている。署によると、同容疑者は「万引をして振り払って逃げた」と供述しているという。

 署によると、同容疑者がリュックサックに店の品物を入れているのを警備員が目撃。店から出ようとしたため、呼び止めたところ、逃げ出した。追い掛けた警備員が店外でリュックサックをつかんだが、同容疑者が指をつかんでひねり、そのまま逃げたという。

 現場に残されていたリュックサックと防犯カメラの映像から浮上した。

 大和市消防本部の土田孝司消防長は「詳細が判明し次第、厳正に対処する」とコメントした。

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