障害児の親支えたい 経験生かし包括教育

家族で団らんする天音さん(左から2人目)ら堀之内さん一家。家庭では次女で中学3年の恭子さん(同3人目)も忙しい健吾さん(左)、タミさん(右)を支える=延岡市天神小路・レスパイトサービスあるたす

 「障害の有無にかかわらず、互いを認め合いながら成長できる社会に」。延岡市天神小路の堀之内健吾(45)、タミ(45)さん夫婦が経営する、障害児児童発達支援施設「レスパイト(休息)サービスあるたす」は今年、15年目を迎えた。ダウン症の長女天音(あまね)さん(17)の一時預かりを断られた経験から、同じ苦労を抱える保護者のために開設。障害の有無に関係なく子どもが一緒に過ごすインクルーシブ(包括)教育を実践しつつ、共生社会の夢を抱く。

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