パドレスの「超有望株」タティスJr.が開幕ロースター入りへ

日本時間3月27日、パドレスのフェルナンド・タティスJr.が開幕ロースター入りすることが明らかになった。現在20歳のタティスJr.は、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団別1位、全体2位にランクインする「超有望株」。20歳85日でレギュラーシーズン開幕を迎えるタティスJr.は、1999年にエイドリアン・ベルトレイ(当時ドジャース)が19歳363日で開幕戦に出場して以来の若さとなる。20歳になったばかりの「超有望株」の開幕ロースター入りは、大きな注目を集めそうだ。

タティスJr.は昨季、AA級で88試合に出場して打率.286、16本塁打、43打点、16盗塁、OPS.862をマーク。ヘッドスライディングの際に骨折して7月下旬にシーズン終了となったものの、ポテンシャルの高さを感じさせる活躍を見せた。33四球に対して109三振を喫したように、まだ粗削りな部分も多いが、パドレスはメジャーの試合に出場させながら育成していく方針を固めたようだ。今春のオープン戦では21試合に出場して打率.241、2本塁打、4打点、2盗塁、OPS.761をマークしている。

元メジャーリーガーのフェルナンド・タティスを父に持つタティスJr.は、将来的にはオールスター常連、MVP候補になると言われるほどの逸材である。今季はベテラン二塁手のイアン・キンズラーと二遊間コンビ、スター三塁手のマニー・マチャドと三遊間コンビを形成し、貴重な経験を積むことになりそうだ。スムーズにメジャーのレベルに適応できれば、新人王候補に名乗りを上げる可能性も十分にある。今季最も注目を集める選手の1人となることは間違いないだろう。

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