いざという時のため、簡易トイレの実験 マンションの断水をうまく活用しました

近所での防災セミナーを開催。ご近所の親しい方たちがお友達を呼んで集ってくれました

手持ちタイプは厳しい

赤プルのちょっくら防災。いよいよ携帯トイレの実験!!のお話です。と言っても、数ある携帯トイレを全て試せたわけではありません。

携帯トイレは手に持って使うタイプか、ビニールを広げて使うタイプの2種類かと思います(ビニールを広げるタイプのものには、受け皿になるものが付いているタイプとついていないタイプがあります)。

なかなか進まなかった実験ですが、その理由として、手始めに行った、手持ちタイプのもので失敗した。というのが大きな理由です。

いわゆる「尿瓶タイプ」。

とても手に入れやすいお値段のお店で売られているものですが、災害時の為に準備するのであれば、手持ちはおススメしません!特に女性は、万が一わたしのように失敗してしまったら、水も出ない状況でその後の処理をするのも困難です。

車の渋滞などで、どうしてもトイレに行けない状況で持っていると安心ですし、男性にとっては、小だけであれば、大変に便利な形ではあると思いますが、1回分しか使用できないのは、手に入れやすい値段であっても、数が必要になるのでコストパフォーマンスにはかけますよね。

茨城県行方市での寄席に出演。行方市の鈴木周也市長と。行方の地上波テレビ放送は、防災には情報が必要不可欠であると、3.11以降に導入されたもだそうです

実際、人は一日平均7回トイレに行き、そのうち2回は排便もあります。となった時、何回か使えるもののか良いのか、果たしてそれができるのかも気になるところです。

もともと試したかったのは、家にも常備している、便器をすっぽり覆うタイプのものです!以前から、災害時の携帯トイレはどのように使うのか、疑問がありました。

被せたところが、水に浸ってしまったりしないか?!
もしそうなった場合、処理が大変なのではないか?!

試すのは、正直おっくうです。実験開始直後に失敗したことで、ますます億劫になってしまって、このまま実験やめようかなとも思ってしまったのですが、このタイミングでマンションの断水があり、実験が叶いました!!

自宅トイレで実験。家のトイレは、すっぽり覆う事が出来ません!45リットルのビニールはすっぽり被りました!そこにペットシートや、新聞紙などを入れるなどしたら、万が一準備がなくても、対応出来るのかもしれません

やはりトイレは大事です

まず夫にしてもらったのですが。夫は大成功を収めていました!

ただこの日は、断水後に一度水を流してしまったこともあり、便器の中にもタンクの中にも水がない状態でした。

なのでその時、被せたビニールに水はつかなかったけれど、後日試した時はついてしまいました!使用前に、すぐに処理できるよう、ゴミ袋を便器横に準備していたので、汚さずにすみましたが。そして、そのまま可燃ゴミとして出せるのですが、災害時は家のどこかに保管しておかなければならないことが想定されます。

また、使用後の手指の消毒も大事です。トイレ掃除も毎日しておかなければと思いました。これはビニールをかぶせる準備をする時感じたことです。以前、片付けが防災に繋がり、身を守るという記事を書かせてもらったこともありますが、そうゆう、普段から清潔を心がけておくことも、防災になるということが発見でした!

そして、消毒用のアルコールや、ウエットティッシュは必ず準備しなければと、危機的に意識をするようになりました。トイレットペーパーもしかりです。

そして、本来であれば、災害時にはやってはいけないことなのですが、断水後どうしてもトイレを流した後にしたくなり、タンクへの水入れ実感もしました!

まず1リットルで試しましたが、全く流れず、結局そのあと2リットルのペットボトルを2本使い、それでも半分にも満たなかった水で、どうにか流すことはできました!

普段トイレでどの位水を使っているのかもわかりましたし、最近では、1リットルで流せるトイレが開発されたことも話題になっていた理由がわかりました。

地震の直後は下水管が壊れている可能性があるためトイレは流してはいけませんが、水を準備しておくことは大切だと感じました。外でのトイレ実験もしてみたいところですが、それはまた追って、キャンプやアウトドアに行った時にでもと思います。

世界最小のポケットトイレ。パッケージは好きなものに変更できるそうなので、会社のノベリティなどにも人気なのだそう。 お友達へのプレゼントにしても喜ばれそうです

実際の様子を知りたいと調べた時、こちらの記事も参考になりました。

■災害時のトイレ問題
https://itoito.style/article/4223

今、想像できない事が起こりうることも想定内ですが、一度試しておくと、いざという時あわてずに済んだり、人に伝えたりする事が出来るので、実験は出来る範囲で少しづつやっていきたいなと思っています。

そして、色々調べる中で、災害用トイレも、どんどん進化していることもわかりました!「ウンチはすごい!」の著者でNPO法人日本トイレ研究所代表理事の加藤篤さんの記事です。

■ある日突然、トイレが使えなくなったら――災害時、命を左右する排せつの問題
https://promotion.yahoo.co.jp/news/socialcontribution18041403/

また色々実験してみっから、待っててくろ!

(了)

 

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