過去にはマンチェスター・シティやミラン、リヴァプールなど欧州屈指のクラブに在籍し、現在はマルセイユで得点を量産するFWマリオ・バロテッリ。奇抜な性格の持ち主ゆえにピッチ外でもたびたび話題となってきた彼だが、その言動からまた世界で注目を浴びているようだ。
米『ESPN』によると、バロテッリはマルセイユで好調をキープしているにもかかわらず、代表に招集されなかったことに対して不満があることをほのめかしている。彼は自身のInstagramを更新し、次のように思いを綴った。
「俺を何年も侮辱し、否定し、過小評価してきたやつは聞け。精神的に疲れるし招集を拒否してもいいかな。俺はロボットでも、愚か者でもない。余計な緊張や問題を避けるために何度も反応はしないが、どれも見ているし感じている。俺は気づき、疲れたんだ。俺がイタリアをリスペクトするのと同じくらい俺をリスペクトしろ」
さらに同メディアは、26日に行われたEURO予選のリヒテンシュタイン戦後に、イタリア代表ロベルト・マンチーニ監督がこの投稿に対して言及したことも紹介している。
「私はまだそれを読んでいないが、マリオはリラックスしなければならない。彼は一生懸命努力してコンディションを整える必要がある。今はちょっとよくなってるね。誰もが最愛の人になることはできないし、誰にでも好かれることはできないんだ。私は誰にとってもそれは普通のことだと思うよ。彼はリラックスして努力しなければならない、そして今後数カ月の間は彼にフォーカスすべきだと思う。マリオのことは我々の誰にとっても問題ではないよ」
マンチーニにしてみれば、いくら復調しているとはいえ世界中の人々が閲覧可能なSNSでこういった発言をしてしまう選手を招集したくはないだろう。加えて、同じポジションにはセリエAで今季絶好調のFWファビオ・クアリアレッラがいる。強力なライバルがいるうえに、自ら代表復帰の道を閉ざしてしまうような行動をしてしまったバロテッリ。彼はもう2度とイタリア代表のユニフォームを身に纏うことはないのだろうか。