日本大好きなオーナーが、千葉県・成田山の表参道で初めてうな重を食べ、そのおいしさに心酔。「この文化はアメリカではやる!」と確信し、自分の店を持つことを決意した。それが、ローワーマンハッタンで今年2月にオープンした、うな重の専門店「うなぎ」だ。調理場を取り仕切るヘッドシェフは、成田山で出会った、この道30年の熟練料理人だ。
メインメニューはうな重のみ。「本物のうな重」を食べる喜びをニューヨークでも体感してほしいと、いけすの生きたウナギを見せたり、焼く時の芳しい香りが客に届くよう、オープンキッチンを設置したりと、五感に訴える工夫を凝らした。炭火で両面じっくり焼き上げ、調理法は企業秘密のタレに絡めたら、身がふかふかで味の染みた、うな重の完成! 甘辛いタレの味に混じって、ウナギのうま味がジワリとしみ出る。ボリュームはあるが重くなく、飽きが来ない。あっと言う間に食べ進め、気付けば重箱はきれいに空になっていた。
ちなみに現在、今春のランチスタートを目指して準備中とのこと。
Unagi Restaurant
60 Kenmare St.
(bet. Mott & Mulberry Sts.)
TEL: 212-257-2335
unaginyc.com
