イグアイン、「多くの人々の喜びのため」代表引退 コメントの真意は?

昨夏のロシアW杯にも出場したイグアイン photo/Getty Images

現在チェルシーでプレイしているFWゴンサロ・イグアイン(31歳)が、アルゼンチン代表からの引退を表明した。

同選手は『FOX SPORTS』のインタビューに対応。決断に至った理由を述べたうえで、自身のプレイぶりを批判し続けてきた人々に苦言を呈した。

「多くの人々の喜びのために、僕は代表から去ることにする。これで周りの人たちは僕が代表に入るかどうかを心配する必要はなくなるよ。これからは僕や(自分の)家族との時間を楽しみたい。多くの人は僕らを励ますのではなく、批判するのを楽しんでいるんだ。彼らは新たなプレイヤーが代表に呼ばれては、1か月後にその選手たちを非難する」

「僕はブラジルW杯のベルギー代表戦でゴールを挙げたけど、人々は僕が逃したゴール(決定機)だけを覚えている。僕に対する批判で家族が苦しむのを見た。周りの人たちは、サッカー選手も同じ人間であるということを忘れて批判を繰り広げている」

無得点に終わったブラジルW杯決勝(ドイツ代表戦)をはじめ、ビッグゲームでの勝負弱さを指摘されることが多かったイグアインだが、周りの人々による行き過ぎた批判に我慢できない部分があったのだろう。

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