カノー移籍後初打席本塁打 メッツが投手戦を制す

【メッツ2-0ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

昨季のサイ・ヤング賞受賞者のジェイコブ・デグロム(メッツ)と次点のマックス・シャーザー(ナショナルズ)による投げ合いとなった一戦は、戦前の予想通り、緊迫した投手戦となった。そのなかで、今季からメッツに加わったロビンソン・カノーが存在感を発揮。メッツ移籍後初打席となった初回の第1打席で、シャーザーのチェンジアップをセンター左へ叩き込み、球団史上10人目となる初打席初本塁打。この一発が決勝点となり、メッツが2対0で接戦を制した。

メッツ先発のデグロムは、6回93球を投げて被安打5、奪三振10、与四球1、無失点という素晴らしいピッチング。一方のシャーザーも、初回に先制弾を浴びたものの、8回途中まで109球を投げて被安打2、奪三振12、与四球3、失点2という力投を見せた。開幕戦で両軍の先発投手が2ケタ奪三振をマークするのは、1970年以来、実に49年ぶりのことだった。メッツはカノーが初回に先制弾、8回表に3番手のマット・グレイスからタイムリーを放ち、この試合の全打点を叩き出す活躍。最終回はカノーとともに移籍してきた新クローザーのエドウィン・ディアスが三者凡退に抑え、新生・メッツは白星発進となった。

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