ケインがチームを救う好捕 ブリュワーズ接戦制す

【カージナルス4-5ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナ・リーグ中部地区でカブスとともに地区優勝を争うことが予想されるカージナルスとブリュワーズが激突した一戦は、両軍が3本塁打ずつを放つ空中戦に相応しい劇的なエンディングを迎えた。ブリュワーズが1点リードで迎えた9回表二死走者なしの場面で、カージナルスのマイク・シルト監督は、この試合2本塁打のコルテン・ウォンに代打ホゼ・マルティネスを起用。マルティネスがブリュワーズの守護神ジョシュ・ヘイダーの速球を捉えた打球は、センター右へグングン伸びていったものの、中堅ロレンゾ・ケインがジャンプ一番これを好捕。試合を締めくくるスーパーキャッチでチームを開幕戦勝利に導いた。

マイルズ・マイコラス(カージナルス)とヨーリス・チャシーン(ブリュワーズ)の先発で始まった一戦は、両軍合計6本塁打が飛び出す空中戦となった。カージナルスは2回表にウォンとハリソン・ベイダーの二者連発で3点を先制し、ブリュワーズは2回裏にマイク・ムスターカスが1号ソロ。続く3回裏には昨季のMVPクリスチャン・イェリッチが1号3ランを放ち、一気に試合をひっくり返した。さらに5回裏には開幕投手のチャシーンがまさかの一発。カージナルスは7回表にウォンの2号ソロで1点差に迫ったものの、あと一歩及ばなかった。なお、昨季最多勝のマイコラスは3本塁打を浴び、5回5失点で敗戦投手となった。

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