カーラジオはもう古い!? コネクテッドカー向けのラジオサービス開発へ

ACCESSと7digital、車載向けコネクテッドラジオサービスで協業 幅広いオーディオサービスを目指す

車載向けコネクテッドラジオサービス、普及へ前進

モバイルソフトウェアを開発するACCESSと有料音楽配信サイトを運営する7digitalは、最先端の車載向けコネクテッドラジオサービスの普及に向けて協業することを発表した。

ACCESSの車載サービスプラットフォーム「ACCESS Twine for Car」を基盤とし、そこに7digitalのAPIと車内で再生可能な放送サービスを表示するメディアプレイヤーを統合することで、ライブストリーミングの自由な操作やオンデマンドポッドキャストの視聴、再放送番組へのアクセスが可能になる。これにより、従来の放送サービスのようにロケーションに制約されることなく、走行中でも自由にオーディオサービスを利用できるようになる。

変わりゆく車内の音楽視聴環境

7digitalが本社を置くイギリスでの調査(2018年)によると、一日の平均音楽視聴時間のうち22%が車内におけるものであった。

自動車のインターネット接続が普及し、消費者が個人のデバイスを自動車に持ち込む環境となった現在、ラジオのあり方は変わりつつある。ACCESSと7digitalは既存のラジオ放送サービスをIPラジオサービスに統合し、新たなコネクテッドサービスへと進化させるためのプラットフォームを提供していく。

ACCESSのCEO:ニール・フォスター博士のコメント

デジタルエンターテインメントサービスでは、巧みにキュレーションされたエンターテインメント体験を消費者に提供することで、自社ブランドへの消費者のエンゲージメントを強化しています。コネクテッド技術の導入を開始するラジオ業界も、こうした前例にならう必要があります。

当社は7digitalとの協業を通じて、ラジオを車載エンターテインメントの主役として新たに息を吹き込み、本格的な自動運転時代に先駆けて革新的なプラットフォームを開発していきます。

© 株式会社MOTA