東京で迫力の新感覚忍者VR体験! 忍者装束で敵と戦う「VR忍者道場」

忍者装束に着替えたら、リアルとバーチャルを融合させた忍びの世界へ! 襲ってくる敵へ手裏剣を投げたり刀で斬ったり…必死に戦えば誰でも忍者気分になれますよ。今回は東京・神田でぜひ体験したい「VR忍者道場」をご紹介します。

VR忍者道場とは

「VR忍者道場」は、訪日外国人向けに忍者体験を提供するVR活用のエンターテインメント施設。東京都千代田区内神田にて、2019年3月18日(月)にオープンしました。

忍者の装束に着替えるだけでも気分が盛り上がりますが、さらに剣術、体術、手裏剣、そして忍法(忍法を唱えて技を出す術)といった、本格的な忍者の修行をまずは現実世界で体験することができます! 訓練中は先生の教えをよく聞いて、覚えておいてください。訓練の後、VR(仮想現実)で恐ろしい敵と一人で戦うときに役立ちますよ。
ちなみにVR体験できるのは7歳から。それより小さい子どもはVRの機器を付けずに、保護者と同じ部屋でおもちゃの刀を使って遊べます。忍者装束に身を包んだかっこいい師範が指導してくれるので、大人も子供も大興奮間違いなしですね!

※忍者…14世紀~19世紀ごろに活躍したとされ、主に敵方の情報収集を行った。武術はもちろん、火術、呪術、薬学、天文学など幅広い知識を持った集団だったと考えられているが、その存在はいまだ解明されていない。

※VR…VRはVirtual Realityの略。ここ「VR忍者道場」ではVRゴーグルを使って360度に渡る視野で仮想現実に創造された空間へ自身が入り込んでしまったような感覚を味わえる。

忍者になってきました! 体験レポート

まずは受付

「忍者道場」へ入ったら靴のサイズをスタッフへ伝え、ネックパスと足袋(靴下のようなもの)をもらいます。ネックパスに書かれたコードネームは、師範から指導される際に呼ばれる名前にもなりますよ。
一度装束を着てしまうと脱ぐのが大変なので、このときにトイレも済ませておきましょう。

ドキドキ! 忍者装束に着替える

靴を脱いで畳に上がったら、つづらが配られます。中には忍者装束が入っていました!忍者体験への期待が高まります。スタッフからの説明を受けたら、もらった装束に着替えましょう。着替えの仕方はスタッフが教えてくれます。ちなみに装束は服の上から着られますが、ストッキングを脱ぐ場合などは別の部屋で着替えられます。忍者体験中は動いてとても暑くなるので、なるべく薄着になってから装束を着るのがおすすめです。携帯電話を入れるための小物入れもカラフル! 好きな色を選んで、帯に付けておけば失くさず安心ですね。
貴重品を預けたい場合は、ロッカーもあります。

着替えたあとは、互いの忍者姿を撮影! 朱色に塗られた壁をバックにポーズをとってみたり、人形やぬいぐるみと撮影したり、いろいろ楽しめます。スタッフの方に撮影をお願いすれば、快く応じてもらえますよ。

さっそく修行!

師範が現れ、いよいよ修行開始! 最初に習うのは刀の扱いです。そうはいっても、この刀には刃がなく柄だけ。刀は、模造であっても初心者が扱うのは危険な為、道場ではこのVRソードで訓練をします。このあと体験するVRの世界では、画面の中に刃が出現するそうです。

刀の握り方から教わり、刀を振り上げ、足を前に踏み込んだら声を出しながら一気に斬る! ところが普段の運動不足がたたって、何度か練習した時点ですでに息切れが…。師範に激励されつつ、まだまだ修行は続きます。敵の攻撃を避けるための動きの練習、刀を逆さにして忍法の練習、そして手裏剣を投げる練習。
ここまでの練習でも十分忍者の動きを体験できますが、この後はもっとリアリティのあるVR体験が待っています!

いざ実戦! VR体験

VR体験は一人ずつ行うので、体験者の他は外のモニターを見ながら待機します。でも待っている間も全く退屈ではありません! モニターには体験者の見ている画面と体験者の動きとが合成された映像が流れるので、体験者へ敵の場所を教えてあげましょう。「右! 右!」「後ろにいる!」と、見ている人も一緒に盛り上がれますよ。

自分の順番になったらVRゴーグルなどの機器を付け、VR空間での動きに慣れるための練習をします。先ほどの訓練を思い出しながら、敵を斬り、手裏剣を投げ、大岩を避け、術を唱えます。特に「火遁の術」は、唱えた後に自分の向いている方向へ火が噴き出すので、まるでドラゴンになった気分! VRならではの面白さを堪能したら、ついに実戦が始まります!

※火遁の術…火を使って相手から隠れ逃げる技

結果はいかに? VR免許皆伝試験

さあ、修行の成果を見せる時! VR訓練に続いて、免許皆伝試験が始まりました。初めは一体ずつ倒していたものの、どんどん数が増え、こちらに向かってくる敵を倒すだけで精一杯。しかも予想以上にゾンビのような敵が怖い! こちらに覆いかぶさるように襲ってくるので、モニターで見ているときよりもリアルに感じられます。

迫り来る敵を無我夢中で斬っているうちに、目の前にはラストの巨大な怪物が。すでにかなりのダメージを負っていたので、この強敵の一撃であえなく倒されてしまいました。
終わってみると、しばらく放心状態…。命からがら逃げ帰ってきた気分です。ここまで自分が汗だくになると思っていなかったのですが、必死に戦ったあとは何とも言えない心地良さ! この臨場感と実際に体を動かす爽快感は、ビデオゲームでは味わえないVRならではの体験です。

記念撮影&師範による模範演武

体験が終わったら、VR機器を外してカメラに向かって写真を撮ります。体験した全員が良い笑顔! 一仕事終えた充足感に満ち溢れています。

全員の試験が終わったら、師範の華麗なるお手本の時間。やはり無駄な動きの多い初心者と違って、冷静かつ的確に敵を倒していきます。手裏剣で遠くの敵を次々に倒すので、師範の周りには敵がいません。敵に囲まれて取り乱していた自分とは違うとしみじみ感じていると、師範はあっという間に敵の親玉も倒し、高得点でクリア! さすがです、師範!!

動画のQRコードつき! 巻物の授与

試験が無事終わったら、もとの部屋に戻って着替えましょう。着替えのあとで、先ほどの記念撮影の写真を入れた巻物をもらうことができますよ。しかもこの巻物にはQRコードが付いています。スマホで読み取ると、敵と戦う自分の動画が! 忍者装束を着てVRで戦うなんて、日本旅行のお土産話にぴったりのスペシャルな体験。VR内で撮影した写真もダウンロードできるので、ぜひSNSでシェアして、友達に自慢してくださいね。

SNS映えするスポット!

SNSに載せるなら、忍者道場の中にも写真映えするスポットがたくさん! 例えば1階にはふわふわの猫のぬいぐるみや番傘、本物の忍者のような置物など、これだけでも「いいね!」間違いなしの写真が撮れますよ。2階にも甲冑などの武具があり、自由に撮影することができます。

忍者修行のあとは神田で和グルメ!

修行に汗を流したら、忍者気分のまま「和グルメ」はいかがですか? 神田には老舗が多く、歴史を感じる外観のお店も残っています。その中でもおすすめの、3つのお店をご紹介!

神田まつや

日本情緒あふれる外観の蕎麦店「神田まつや」。活気溢れる店内は、歴史を感じさせるたたずまいです。こちらの蕎麦はコシがあって、つるりとした食感が特徴。冷たい蕎麦をつゆに付けて食べる「もりそば(650円(税込))」や、ごまの豊かな風味が味わえる「ごまそば(800円(税込))」、温かいめんつゆに鶏肉の入った「かしわ南ばん(1,000円(税込))」など、人気のメニューがたくさん! お好みで選んでくださいね。

神田きくかわ 神田店

70年変わらない味を伝え続ける「神田きくかわ」は、うなぎの老舗。ふっくらと柔らかく焼き目の香るうなぎは程よく脂が乗り、濃い目のタレが食欲をそそります。うなぎは栄養もたっぷりなので、忍者修行の疲れも吹き飛びますね。ご飯の上にうなぎが乗った「うな重」は吸い物と香の物が付いて3,650円(税抜)から。

竹むら

和ランチのあとは和スイーツ! 趣ある建物の「竹むら」で、おしるこ(砂糖と小豆を煮た、甘いスープ)やあんみつ(寒天という、海藻を原料にしたゼリーのようなものへ、黒蜜をかけたスイーツ)を楽しみましょう。写真の「田舎しるこ(790円)」はおしるこの中へ焼いたお餅が入っています。お餅の焼き目が香ばしく、甘いおしること相性抜群! 「クリームあんみつ(790円)」はアイスや求肥(餅のようなもの)、フルーツが入っていて、可愛らしい見た目です。
もう一つ、ぜひこの「竹むら」で味わってほしいのは、スイーツの前に提供される「桜湯(塩漬けの桜の入ったお湯)」! 薄ピンクの花びらがお湯の中で可憐に揺らぎ、桜の香りがふわっと立ち上ります。桜の塩漬けも販売されているので、桜湯が気に入ったらお土産にしてみては?

VR忍者道場のアクセス・利用案内

【アクセス】
JR神田駅から徒歩3分、東京メトロ丸の内線から徒歩5分
【利用案内】
営業時間 / AM9:30~PM10:30(最終入場時間PM8:20)
所要時間 / 75~90分
料金 / 1名につき6,500円〜 ※体験は7歳から。子ども料金なし。
予約方法 / 公式ホームページ参照
人数 / 1グループ10名まで参加可能

※現在は英語での案内のみ。※「VR忍者道場」は、訪日外国人向けのおもてなし施設の為、日本人の方は訪日客の 方と一緒の場合は訪日客1名につき日本人の方1名無料でご体験いただけます。 日本人の方のみのご利用は貸し切りプランでのご利用となります。

いかがでしたか? 最新VRで体験する忍者の世界は圧倒的なリアリティ! きっと我を忘れて必死に戦ってしまうはずですよ。日本へ観光に来たら、ぜひ体験してみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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