“花見ちょうちん”点灯 春の夜に幻想の光 島原 島原市内の桜の名所 見頃は3月末から4月初め

島原城天守閣をバックに、ちょうちんに照らされる桜=島原城跡公園

 長崎県島原市内の桜の名所2カ所に“花見ちょうちん”が点灯され、計520個の淡い明かりが花びらを照らし、夜桜の幻想的な雰囲気を醸し出している。市都市整備課によると、桜の見頃は今月末から来月初めという。
 ちょうちんは島原城跡公園(城内1丁目)では約970メートルにわたり275個が、島原総合運動公園(上の原3丁目)には約800メートルに245個が設置され、毎年、両公園の桜をライトアップしている。
 両公園にはソメイヨシノやヤマザクラなど計約690本がある。約250本が並ぶ島原城跡公園では、お堀沿いを囲む桜とちょうちんの光の共演をカメラに収める市民らの姿が見られた。点灯時間は午後6時半から同10時まで。
 同課担当者は「散歩やジョギング中、島原城をバックにちょうちんと桜を楽しんだり、運動公園では木の下で弁当を広げたりして花見を楽しんでほしい」と話した。
 ライトアップは来月7日までの予定。

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