平成まで…元号ずらり 248番目は何に? 長崎歴史文化博物館に展示

 新元号が4月1日に発表されるのを前に、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館は29日、日本のこれまでの元号を筆で記した半紙約250枚を同館1階エントランスの壁に貼り出す作業を進めた。
 改元を盛り上げようと企画し、県立長崎西高書道部の部員に書いてもらった。日本の元号の数は、飛鳥時代の645年から始まる「大化」を筆頭に247とされる。中国や朝鮮半島など漢字文化圏でもかつて元号が使われていたが、現在も日常的に使っているのは日本だけという。
 新元号については発表され次第、半紙に書いて追加して貼る。同館担当者は「昭和、大正、明治以前にも、これだけ多くの元号があった。日本の歴史の長さ、深さを感じてほしい」と話している。

長崎西高書道部員が書いた元号に見入る来館者=長崎歴史文化博物館

© 株式会社長崎新聞社