国の補助金少なく 石木ダム予算減額 長崎県、8億円分

 長崎県や佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業について、県は29日、国土交通省が決定した補助額が見込みより少なかったため、新年度当初予算に計上している関連事業費を8億円減額し、11億1800万円にしたと発表した。ダム本体工事費は約4億5千万円減額し、5千万円となる。
 長崎県は新年度当初予算で石木ダム関連事業費として、付け替え県道やダム本体の一部の測量設計費、工事費など19億1800万円を計上していた。
 国は同日、石木ダムと本明川ダム(諫早市)について、水没地と周辺を水源地域対策特別措置法に基づく「水源地域」に指定した。

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