東急線沿線の人気パン屋を集めた「Kosugi 3rd Avenue BAKERY LIVING」が30日、川崎市中原区小杉町3丁目で開かれた。名店の自慢のパンを求め、多くの子ども連れや買い物客らでにぎわった。
タワーマンションの建設が相次ぐ武蔵小杉の新旧住民の交流を目的に、会場近隣で建設の進む38階建てマンションの再開発組合が主催した。
ラスクで人気の「ARETE」(同区井田三舞町)や、受注販売でしか買えない食パンで有名な「ぱん工場 寛」(東京都目黒区)など12店が参加。あまりの盛況に午前中で完売する店舗もあり、「HIMMEL」(同大田区)の金長暢之社長(47)は「ファミリー層も多いし、活気がありますね」と話した。木のスプーンやバターナイフがつくれるワークショップなども開かれた。
近所に住む女性会社員(34)は「自宅で待っているパパと一緒にパンを食べます」と笑った。鶴見区の男性会社員(42)は「おいしいパンだけではなく、ワークショップもあって面白い」と真剣な表情でパンの絵を描く2人の息子に目を細めた。
31日まで。午前10時~午後4時(商品がなくなり次第終了)。