空前絶後の人気釣りアパレル
みなさんは「IRIE FISHING CLUB」というアパレルブランドをご存知でしょうか?
2013年に釣り人向けアパレルブランドとして登場し、今や売切れも続出。入手困難なアイテムも存在するほど。
短期間でここまで人気になったのは、きっと理由があるはず。
▼「I.F.C」についての記事はこちら。
注目のアパレル【I.F.C】“釣り好き”をさりげなく感じさせるウェア・7選
IRIE FISHING CLUB(アイリーフィッシングクラブ)は、横浜発のアパレルブランド。YouTuber『釣りよかでしょう』のメ...
謎に包まれたブランドに迫る!
というわけで、実店舗突撃取材。
「IRIE FISHING CLUB」の謎を解明するべく、私編集部Iが乗り込んできました!
記事の後半には読者プレゼントの情報も!?
取材に協力してくれたのはこの人
JUNさん
IRIE FISHING CLUBをフィッシングシーンに浸透させた仕掛け人であり、ブランドディレクター。
現在は活動休止中だが、人気レゲエグループ「FIRE BALL」のJUN 4 SHOTとしての顔ももつ。
時間があれば釣り場に立つ、超がつくほどの釣り好きとしても知られる。
なぜ“釣り人向け”を選んだのか
編集部I
アイリーの服、私も大好きでよく着させていただいています! しかし、すごい人気ですよね。
フィッシングショーでも、着ている方を多く見受けました。
JUNさん
今着てくれているパーカー、だいぶ年期が入ってるね(笑)ありがとうございます。人気の方は、おかげさまでというところですね。
編集部I
今回は謎多きアイリーに迫る! といった企画なんですが、色々お聞きしちゃって大丈夫ですか?
JUNさん
質問によるけど、いいよ(笑)
編集部I
アパレルブランドとしてのバックボーンもあるアイリー。その中でも、釣りというコンセプト単体は異色にも思えます。どうして“釣り人向け”に展開することになったのでしょう?
JUNさん
釣りにのめり込むあまり、アパレルに落とし込んでみよう。と思ったのがきっかけ。
最初は遊び半分。釣りの中で感じたことをアパレルで表現していたんだけど……やっていく内に“これ”を欲しい人がいるんじゃないかって思って。
編集部I
なるほど! そうしてIRIE FISHING CLUBが立ち上がったわけですね。
JUNさん
うん。当時はアパレルをやりながら、アーティストとしても活動していたから……自由に釣りに行くことも難しかった。釣りに行くための理由づくりとしても、好きなことを表現したいっていう気持ちもあったかもしれないね。
編集部I
釣りに行くための理由づくり(笑)本当に釣りがお好きなんですね!
JUNさん
そうだね! 釣りにはどっぷり浸かっちゃってるから(笑)
人気になったワケ
編集部I
今や大人気ですが、アイリーは突然釣り業界に現れたように感じています。短期間で人気になったのには、何か理由があるんじゃないかなって思うんですが……
JUNさん
まぁ、自分の知らない所で波及しているのはあるよね(笑)
「これいいじゃん!」って思った人が手を伸ばしてくれて、紹介してくれる。そんで、気づいたら広がってるところもあって。「釣りよかでしょう」のきむ君が着てくれたり、ぶんちゃん(石川文菜さん)に関しては、立ち上げの時のカタログイメージモデルに協力してくれたりして。
右)きむ さん (釣りよかでしょう)
編集部I
正直、狙っての行動かなって思っていましたが……。
JUNさん
当時、自分は釣りよか自体を知らなかったからね(笑)で、いきなり完売。こっちは何が起きたんだ!? という感じだよね。
編集部I
たしかに。それは経緯が気になりますね!
JUNさん
それで調べてみたんだけど、壱岐島に友人がいてさ。
アジ神っていうんだけど、彼がきむ君にキャップを渡していたみたいで。
編集部I
そんな背景だったとは! じゃあ、釣り好きが偶然に見つけて広めていった……ということですか?
JUNさん
最初の方は知り合いにだけ渡していたんだけど、気づけばこんな感じだから。
この時、釣りには人を繋げる力があるんじゃないかって思ったね。
釣りの場面で生まれるアイディア
編集部I
話が戻ってしまうのですが……釣りで感じたことを形にするといわれていました。
釣りをアパレルに落とし込む際って、どんなことをイメージするんですか?
JUNさん
言葉で表すのは難しいけど……例えば、この「スナイパーボーイ」っていうキャラクター。
釣りで魚を狙う→狙撃手→ライフルを竿に見立てるというイメージから、情熱を込めて魚に向き合う釣り人の姿を表現してる。
あとは、魚のヒレや水中の影響をグラフィックにしてみたり、釣りをしながら感じる「こういうの良いな!」を形にしているイメージかな。
編集部I
なるほど……まさに“釣り好きが送る、釣り人のためのアパレル”という感じがします。
JUNさん
そうだね。最近はグローブやギアケース、バッグとか、本格的なアイテムにも挑戦してる。
当然実用性も必須だし、アイリーならではのギミックを詰め込んだものを増やしたいと思うね。
予想の斜め上をいく“プロダクト”
編集部I
本格アイテムとくれば、今回発表された新製品。まさかアイリーから包丁が発売されるとは思いもしませんでした。
JUNさん
そうだよね(笑)自分が釣った魚で料理をするから、包丁を作りたい!ってなって。魚料理って包丁の良し悪しもあるから。
編集部I
でも、衝撃的でした。アイリーから包丁……マジかって思いましたもん。
JUNさん
でもね、ものすごく良い物ができたと思う。これを商品化するまでに2年ぐらいかけてるから。
左:刺身包丁 \9,000
中央:出刃包丁 \7,300
右:アジ包丁 \5,600
編集部I
2年!? 本気度が伺えますが……。
JUNさん
そうでしょ? こんな感じだから、なかなか受け入れてくれなくて。何度も職人側へ本気の想いを伝えて、やっと実った苦労もある。
編集部I
そこまでする理由は、何かあるんですか?
JUNさん
包丁って、良い物を作ろうとするほどに高くなるでしょ? 数万することだってある。
それをなんとか、手の届きやすい価格帯で良い物を届けたくて……時間がかかっちゃったね。
編集部I
確かに、1万円以内で購入できるとなれば購入を考えるかもしれないです。
JUNさん
そうだよね。なるべく多くの人に使って欲しいから、削られるところはトコトン省いてる。
みなさんに使ってもらって、これは良いものだ! って感じてもらえれば本望ですね。
IRIE FISHING CLUBの今後
編集部I
包丁に本格アイテム。釣り人のあったら良いなを現実にされているアイリーですが、今後の展望はどうでしょうか?
JUNさん
釣り人に新しいスタイルを提案していきたい! と思ってる。
編集部I
新しいスタイルですか?
JUNさん
振り返ってみれば、今まで釣り人向けのアパレルだって選択肢は少なかった。釣具メーカーしか知らない人もいると思う。
でもこうして、ウチの服を着て釣りに出かけてくれる人がいる。その人にとって“アイリー”が新しい発見になって、釣りをもっと楽しく感じてくれたら……って思うね。
編集部I
釣りを楽しくさせれくれる。確かに、そうですね。自分もこれを着て釣りに行く、その行為自体が楽しく感じました。
JUNさん
ありがたい話です。でも、服だけじゃなくて、いろんな方面の発見を提案したいと思ってる。
例えば、寒い日にコンビニでコーヒーを買う。それもいいんだけど、自分で外でお湯を沸かせて釣り場で飲む。これも一個の楽しみになるし、至福の時間だ! って感じる人も多いと思うわけだ。
編集部I
でも、釣りは“釣り以外の楽しみ”が少ないイメージがあります。
他のアウトドアを混ぜ合わせるような楽しみ方は少ないような気がしますが。
JUNさん
うん。だから、今後はもっと釣り×アウトドアをクロスオーバーさせていくようなイメージで、楽しい時間をもっと提案できるようにしたい。そのためのイベントなども企画をしていたりします!
編集部I
イベントですか?
JUNさん
「ブルーキャンプ」っていうんだけど、テーマは“未来に向け、海をもっと面白く”。
釣り・アウトドア・音楽・食と、いろんなことを絡めて行う予定! 釣り人のみなさんが、いろんな発見をする場になれば嬉しいです。
編集部I
なんだかワクワクするイベントですね! 詳細はもう決まっているんですか?
JUNさん
まだまだこれから発表なので、お楽しみに。アイリーとしても、今後は仕掛けることがたっぷりなので(笑)
編集部I
今後も楽しみにしています! ありがとうございました。
ユーザープレゼントの詳細
今回「IRIE FISHING CLUB」からTSURI HACK読者のみなさんへ、プレゼントをいただいちゃいました!
アンケートに答えてくださった3名様限定です。
応募締め切りは4月21日(日)を予定。発表は当選者の方へ、メールにて報告いたします。