湘南最年長・梅崎司、走ってチームを鼓舞! 因縁の清水戦で最多スプリント

キャプテンマークを巻いてプレイする梅崎 photo/Getty Images

湘南ベルマーレは31日、明治安田生命J1リーグ第5節で清水エスパルスの本拠地へ乗り込んだ。

23分に右CKの鮮やかなサインプレイから菊地俊介がゴールネットを揺らし、先制に成功したアウェイの湘南。44分に同点弾を許し、前半を1-1で折り返すかと思われた。しかし、前半アディショナルタイムに再び右CKから、最後はフレイレが押し込み、1点リードしてハーフタイムを迎えた。さらに後半に入ると、70分に左サイド深い位置のスローインを松田天馬が受ける。うまく相手DFを背負いながら反転し、ペナルティエリア左から思い切って右足を振り抜いた。綺麗な弧を描いたシュートは逆サイドネットに突き刺さり、湘南のリードは2点に。その後、清水の反撃もきっちり抑え、3-1で湘南が勝利し、2連勝で5位まで順位を押し上げている。

この試合でスタメンに名を連ね、ゲームキャプテンとしてフル出場を果たしたMF梅崎司。昨年5月に清水の本拠地で敗戦(2-4)した雪辱に燃えていたようだ。それは数字にも現れており、チーム最年長の32歳ながらこの試合で両チーム3番目となる走行距離「11.012km」を記録。スプリント回数にいっては「22」と、両チーム最多となっており、献身的なプレイでチームを鼓舞し勝利に貢献した。

そんな梅崎が試合後に自身の公式Twitterを更新。「勝利!! すげー嬉しかった! 一年前に負けたスタジアム。(GK秋元)陽太と言い争った場所。あれから一年、チームとして大きく成長できたのを証明できたと思う」と喜びを綴った。そして「もっと成長したい。このチームと。個人としても。陽太と気持ちは一緒だ。もっと高みに行こう」と今後の飛躍も誓っている。

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