プレミアリーグ第32節が現地時間3月31日に行われ、リバプールが本拠地アンフィールドでトッテナム・ホットスパーと対戦した。
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前日の試合でマンチェスター・シティが勝利したことで、暫定で首位の座を明け渡したリバプール。勝利が必要とされる中、背中の痛みでイングランド代表を辞退していたトレント・アレクサンダー=アーノルドが先発出場を果たした。対するトッテナムは、疲労が懸念されていたソン・フンミンがベンチスタートなり、代わりにルーカスがスタメンに名を連ねた。
トッテナムとのホームゲームで圧倒的な強さを見せるリバプールは16分、左サイドからアンドリュー・ロバートソンが精度の高いクロスを送ると、ロベルト・フィルミーノが頭で合わす。トッテナム戦2試合連続となるゴールで、リバプールが先制に成功する。その後も左サイドを中心に攻撃が冴えわたり、リバプールがリードを保ち試合を折り返す。
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後半に入り、ダビンソン・サンチェスに代わってソン・フンミンを投入したトッテナムは、より攻撃的なフォーメーションに変更して反撃に出る。70分、ハリー・ケインが素早いリスタートで右サイドに展開すると、キーラン・トリッピアー、クリスティアン・エリクセンと繋ぎ最後はルーカスが右足で押し込み、トッテナムが同点に追い付く。
両者一歩も引かない状態で試合が進み、このまま引き分けに思われたが、90分にドラマが待っていた。CKのクリアボールを拾ったロバートソンが左サイドにパスを送り、A・アーノルドがダイレクトでクロスを供給。ファーサイドで待っていたモハメド・サラーがヘンディングシュートを放つと、GKが弾いたボールがトビー・アルデルワイレルドに当たりオウンゴールに。土壇場で勝ち越したリバプールが再び首位に躍り出た。