西・東日本 天気急変のおそれ 落雷、突風、ひょうに注意

1日(月)午前9時現在 上空寒気の様子

 上空の寒気の影響で、1日午後は日本海側だけでなく、関東など太平洋側でも急な雨、落雷、突風に注意が必要だ。局地的に雨雲が発達して、ひょうが降るおそれもあるため、農作物の管理にも注意が必要となる。また、北日本から西日本の日本海側は、あす2日にかけて山沿いだけでなく平地でも雪の降る所がありそうだ。

雷注意報(1日(月)午前10時59分現在)

大気不安定 雨雲発達

 2日にかけて、日本の上空5500メートル付近にこの時期としては強い寒気が南下し、北・東日本、西日本の日本海側にかけて大気の状態が不安定となる見込み。このため、関東は1日夜遅くにかけて、日本海側の各地は2日にかけて、短時間強雨や落雷、突風、ひょうに対して注意が必要だ

1日(月)夜と2日(火)朝の天気分布予想

日本海側 降雪

 2日にかけて寒気が流れ込むため、北日本から西日本の日本海側は、平地でも雪の降る所がある見込み。西日本の日本海側や北陸では、時季的に遅めの雪となる所もあるため、積雪や路面凍結による交通機関の乱れ、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

霜への警戒マップ(1日(月)午前10時59分現在)

気温低い 2日朝は霜に注意

 1日の最高気温は、関東や東海の一部で平年並みの他は、広い範囲でこの時季としては気温が上がらない予想。2日朝は全国的に冷え込みが強まり、西日本の平地でも霜のおりる所があるため、農作物の管理に注意が必要だ。2日の日中も気温があまり上がらず、北陸から北の各地は最高気温はひとケタの地域が多い見込み。東京、名古屋、大阪でも、最高気温は12℃の予想で、風がひんやりとしそうだ。

週間天気予報(数字は予想最高気温と最低気温)

週間予報 後半は暖かく

 北日本や北陸は寒気の影響で、今週は曇りや雪(雨)の日が多い見込み。晴れる太平洋側の各地も、3日(水)頃までは気温が低く経過しそうだ。週の後半になると気温の上がる地域が多く、東・西日本は暖かさに一息つける見通し。
(気象予報士・高橋 和也)

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