【「平成」の山口市を振り返る】 No.17「平成17年に本紙が伝えたこと」

 3月の卓球女子世界ランクで、日本人最高位・4位の石川佳純選手。来年の東京五輪では、3大会連続となるメダル獲得も期待されている。山口市出身の彼女が頭角を現した2005(平成17)年、「11歳のニューヒロインが誕生した。平川小6年の石川佳純ちゃん。今月中旬、全日本卓球選手権女子シングルス一般の部に大会最年少で初出場し、年上の強豪相手に粘りのプレーで応戦。福原愛選手以来2人目となる小学生白星を挙げ、3回戦まで進出した。『オリンピック出場』という大きな目標に向け、佳純ちゃんは今春から親元を離れ大阪での新生活をスタートさせる」(1月26日付)と、卓球を始めた小学1年からの彼女の歩みを伝えた。

 この年は10月1日に、山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町、徳地町の1市4町が合併。今につながる新・山口市が誕生した。それに伴い本紙も、新市全域へと配布エリアを拡大。この日は16ページの特集号を発行した。また、合併を控えた9月には「どう変わる? 新・山口市」と題し、生活面での変更点などを、3回にわたり解説した。

 新市誕生に伴う市長選は、11月6日告示、同13日に投開票された。それに先立ち当社は、山口青年会議所の有志でつくる会とともに、ローカルマニフェスト型公開討論会を、県内で初めて開催した。日時は11月4日午後7時からで、当日の紙面には登壇者のマニフェストを掲載。会場の市民会館大ホールには、約1千人が来場した。

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