イニエスタ超えが4人も! 今季J1序盤戦の“キーパス”ランキング

長きにわたりガンバ大阪のパスワークを支えている遠藤。気になる順位は? photo/Getty Images
J1全18クラブの選手中トップのドリブル成功数も叩き出している photo/Getty Images
今季から札幌でプレイしているL・フェルナンデス photo/Getty Images
FC東京の主将を務めている東 photo/Getty Images
今季からF・マリノスの10番を背負っている天野 photo/Getty Images
2位にランクインした遠藤保仁 photo/Getty Images
川崎のバンディエラは今季も健在 photo/Getty Images

2019年の明治安田生命J1リーグはインターナショナルマッチウィークによる中断期間を経て、先月末に第5節が行われた。ここでは今季の同リーグ序盤戦で秀逸なキーパス数(味方のシュートに繋がったパス)を叩き出した選手たちを紹介したい。

なお、スポーツデータサイト『Sofa Score』の4月1日時点の数値で本ランキングを作成している。今回の結果も然ることながら、今後どのような選手がJリーグの舞台で台頭するかに注目したいところだ。

キーパス数:13本

バルセロナやスペイン代表の一員としてあまたの栄光を勝ち取り、昨夏に鳴り物入りでヴィッセル神戸に加入したイニエスタ。今季もワールドクラスのトラップやパスを連発しているほか、第5節終了時点でJ1全18クラブの選手中トップのドリブル成功数を叩き出すなど、34歳の今でもその技術に衰えは見られない(19回、『Sofa Score』より)。今後どのようなビッグプレイが飛び出すかに注目だ。

キーパス数:13本

フルミネンセやECヴィトーリアといったブラジルの名門を渡り歩き、今季から北海道コンサドーレ札幌でプレイしているルーカス・フェルナンデス。今年のJ1リーグではまだ得点やアシストを記録できていないものの、第2節の浦和レッズ戦から右ウイングバックのレギュラーとして定着し、得点を予感させるクロスを連発している。

キーパス数:14本

今季からFC東京の10番を背負い、主将も務めている東は切れ味鋭いドリブルで同クラブの攻撃を牽引。第5節の浦和レッズ戦では久保建英からのパスを受けて敵陣左サイドを疾走し、ペナルティエリア中央へ正確なクロスを供給。FWディエゴ・オリヴェイラのゴールをアシストした。

キーパス数:15本

昨年9月の国際親善試合(コスタリカ代表戦)で日本代表デビューを果たした天野は、今季からF・マリノスの10番を背負い、主将も務めている。第3節の川崎フロンターレ戦でコーナーキックからアシストを記録しているが、今年のリーグ戦では第5節終了時点で無得点であるほか、セットプレイ以外でのアシストもない。更なる活躍に期待したいところだ。

キーパス数:16本

2001年よりガンバ大阪に在籍し、今年1月に39歳となった遠藤だが、右足から放たれるキックの精度は落ちていない。第2節の清水エスパルス戦では絶妙なフリーキックでFWアデミウソンのゴールをアシストしたほか、第5節のヴィッセル神戸戦でも敵陣ペナルティエリア中央へ正確なクロスを供給し、MF倉田秋のゴールをお膳立てしている。

キーパス数:21本

川崎フロンターレが誇る38歳の生え抜きプレイヤーは今季も健在。今年のJ1リーグではアシストこそないものの、第2節の鹿島アントラーズ戦では強烈なフリーキックを突き刺し、チームを勢いづけた。今後も正確無比なスルーパスを連発し、リーグ戦5試合消化時点で1勝3分け1敗と出遅れている同クラブの浮上に貢献できるだろうか。

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