神奈川県南足柄市選挙管理委員会は1日、知事選と県議選の期日前投票で、市外に転出して選挙権のない市民に投票用紙を交付し投票させるミスがあったと発表した。
市選管によると、同日午前11時ごろ、市役所1階の期日前投票所に、直前に市外への転出手続きを済ませた市民1人が投票に訪れた。選挙人名簿の照会端末では、県内への転出者である警告が表示されたが、職員は事情を聴いた上で投票用紙を交付した。
転出先の市で転入手続きを済ませていないため、交付できないケースだったが、確認を怠ったという。市選管によると、どの投票用紙が誤交付されたものか判別できないなどの理由から投票は有効として扱われる。