3日まで気温低い状態続く 週末は行楽日和に

この時季としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、2日朝は北陸の平野部でもうっすら積雪状態となり、太平洋側の各地でも冷え込みが強まった。各地で「寒の戻り」が顕著になっているが、あす3日(水)にかけても全国的に気温の低い状態が続く見込み。日本海側は引き続き大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、ひょうなどにも注意が必要だ。

3日(水)満開の花 冷気に包まれ

 西・東日本では、さくらが見頃を迎えている所もあるが、3日にかけても気温が平年を下回る見込み。東京都心の最高気温は12℃の予想で、明るい日差しのもとでは過ごしやすいものの、一歩、日陰に入ると風が冷たく感じられそうだ。特に、朝晩は太平洋側の各地でも冷え込みが強まり、霜がおりる所があるので農作物の管理に注意が必要だ。

週後半 ようやく上向く気温

 

上空の寒気が日本の東へ離れる週後半には、低温傾向が解消する地域が多くなる見通し。ただし、5日(金)は全国的に風が強まる予想で、西・東日本ですでにさくらが満開となった地域では、「花散らしの南風」となる可能性がある。ただし、太平洋側は週末にかけても天気の大きな崩れはなく、土日は比較的穏やかに晴れて、快適な陽気となる所が多くなりそうだ。(気象予報士・高橋和也)

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