マンチェスター・ユナイテッドに在籍中のMFファン・マタが、自身と同じスペイン人プレイヤーのFWイアゴ・アスパス(現セルタ)を称えた。
ふくらはぎの負傷により今年1月から欠場がかさんでいたアスパスは、現地時間3月30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節(ビジャレアル戦)に先発。セルタは前半に2点のビハインドを負ったものの、後半5分にアスパス、同26分にFWマキシ・ゴメスがゴールを挙げ、2-2の同点に。さらに同41分にはアスパスがPKのチャンスをものにし、逆転に成功した。同45分に交代を命じられたアスパスはサポーターからの労いの拍手や声援を受け、ベンチで号泣。試合はこのまま3-2で終了した。
マタは自身のブログを更新し、アスパスの2ゴールや号泣について感想を述べている。
「今日はイアゴ・アスパスについて語りたい。彼はおよそ3か月ぶりに復帰した(今年1月からリーグ戦を欠場し、2月9日のヘタフェ戦に出場したものの、再び負傷離脱)。2点のビハインドを背負ったにも関わらず、彼はチームを牽引し、(セルタの本拠地)バライードスでの逆転劇を演出した。あのベンチでの涙は現代フットボールにまだ感情というものが存在するということを示したよ。サッカー選手にももちろん感情はある。より多くそれを見せる者もいるけどね。イアゴが露わにした感情は、長い間チームを助けることができずに、彼がどれほど苦しかったかを示している。彼は素晴らしい選手だよ」
2016-2017シーズンにUEFAヨーロッパリーグのベスト4に進出するなど、着実に力をつけていると思われていたセルタだが、今季のリーガ・エスパニョーラでは29試合消化時点で18位と2部降格の危機に瀕している。チームの降格阻止のために奮闘する同じ国籍のプレイヤーの安堵の涙に、マタ自身も何か感じるものがあったのだろう。
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【セルタ対ビジャレアル ハイライト動画】
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