『Sportskeeda』は1日、「現在最も過小評価されているストライカーTOP5」という記事を掲載した。
今シーズンの活躍、あるいはその能力に見合った評価を得られていない世界の点取り屋とは?
ラウール・ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
今季、このメキシコ代表ストライカー以上に印象を与えた選手はそれほど多くない。プレミアリーグで戦うウォルヴァーハンプトンで強烈なプレーを見せている。
ベンフィカではサブの選手に過ぎなかった彼は、イングランドでのデビューシーズンでチーム最多得点者になった。31試合で12ゴールを決め、ストライカーとしての能力を証明した。
過去3シーズンのベンフィカでわずか18ゴールだったラウール・ヒメネス。今季はキャリアのベストシーズンになっている。
セバスティアン・アレル(アイントラハト・フランクフルト)
ドイツ・ブンデスリーガで上位をキープするアイントラハト・フランクフルトでは、ベンフィカからローンで加入しているルカ・ヨヴィッチが常に話題となっている。
しかしその脇を固めるFWアレルの能力を見逃してはいけない。彼は今季14ゴール9アシストを決めており、昨季よりもパフォーマンスを上げている。
興味深いことに、FIFA19ではあの「モンスター」アデバヨ・アキンフェンワを越える98のフィジカル数値を持つに至った。
ウィサム・ベンニェデル(セビージャ)
長い間フランスとスペインのトップレベルでプレーしてきたベンニェデルは、常にその能力に値する正しい評価を得られていない選手の一人だ。
アルフォルトヴィーユで4部リーグを戦った後、2010年にトゥールーズへ。トップ下やセンターハーフを本職としていた彼はストライカーに姿を変え、4シーズン連続で2桁ゴールを決めた。
2016年にはセビージャへと移籍し、今季はすでに16ゴール6アシストを決めてきた。ヨーロッパリーグでも8試合8ゴール。その勝負強さと安定性は見逃されている。
ドゥバン・サパタ(アタランタ)
セリエAで誰がブレイクシーズンを過ごしているか。そう聞かれれば、アタランタのコロンビア代表FWドゥバン・サパタであると言わざるを得ない。すでに5年間をイタリアで過ごしているが、ようやく飛躍の時を迎えた。
アルゼンチンのエストゥディアンテスで2年を過ごしていた時、そのパフォーマンスは高く評価され、ヨーロッパから多くの注目を集めた。
ただ2013年にナポリへとやってきてからは散発的にローン移籍を繰り返し、サンプドリアに売却され、さらにアタランタへ貸し出されるというたらい回し状態になってしまう。
しかし今季はセリエAで19ゴールを決めており、ファビオ・クアッリャレッラに次ぐ得点ランキング2位につけている。
ファビオ・クアッリャレッラ(サンプドリア)
そのファビオ・クアッリャレッラも過小評価されている選手だ。36歳となってさらに最高のレベルのプレーを楽しんでいる。
ナポリ出身の彼は、かつて愛する故郷のクラブに所属したもののストーカー被害などに悩まされ、裏切り者と言われながらユヴェントスへと移籍する。ただ、「セリエAのいいストライカー」以上の存在ではなかった。
しかしついにサンプドリアで大ブレイク。昨季19ゴール、今季はすでに21ゴール。36歳にして初の得点王獲得が間近となっており、イタリア代表にも復帰。第2の春が訪れている。