「粋な下町」の愛称で知られる横浜橋通商店街(横浜市南区)に、新元号が決まったことを記念した横断幕が掲げられている。1日昼前の発表から約5時間後に登場したことから、買い物客は「仕事が早い」と驚いた様子で見上げていた。
白地の生地に縦2.4メートル、横3.4メートル。「祝 新元号決定」の文字とともに「令和」と大きくプリントされている。商店街協同組合理事長の高橋一成さんによると、自らが経営する会社が所有する大型プリンターを使い、同日午後4時50分ごろに2カ所掲げた。「少なくても横浜で、県内でも一番早く掲げた商店街かも知れない」と笑顔を見せた。
加盟する約130店舗には国際的な食文化が楽しめる店も多い。韓国料理店の女性店主は「何になるのか気になっていた」。買い物に来た中国人女性は「漢字の意味がいい」と話した。
同商店街では、新元号が施行される5月1日、500円以上の買い物をした人にさいころを1回振ってもらい、「1」か「5」が出たら500円分の商品券をプレゼントするという。