「平和への誓い」14人応募 長崎市、昨年より2人増

 長崎市は2日、8月9日の平和祈念式典で「平和への誓い」を述べる被爆者代表の公募に14人の応募があったと発表した。昨年よりも2人増加した。市は「応募者向けのPR強化が要因」としている。
 応募者は73歳から85歳までの男性10人、女性4人。住所は長崎市内3人、同市を除く県内2人、県外9人。国外からの応募はなかった。いずれも平和への誓いを読み上げた経験はないという。
 市は2017年から被爆者代表の公募を開始。被爆者の高齢化に伴い、18年に被爆者健康手帳を持たない人にも門戸を広げたが、応募者は前年比9人減の12人に落ち込んだ。今年は周知を図ろうとポスターやチラシを初めて作成していた。
 市は4月下旬から被爆者代表や識者らでつくる審査会を開き、5月下旬に1人を決定する予定。

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