ロッキーズ・マーフィー 左手人差し指の剥離骨折で1ヶ月離脱へ

日本時間3月30日のマーリンズ戦で守備時に左手を負傷したダニエル・マーフィー(ロッキーズ)が左手の人差し指を剥離骨折していることが判明し、少なくとも1ヶ月の戦線離脱を余儀なくされることが明らかになった。マーフィーはすでに故障者リストに登録されているが、手術が必要かどうかは不透明だという。ただし、バド・ブラック監督は手術を勧めない声があることを明らかにしており、手術を受けずに治療を続ける可能性もあるようだ。

マーフィーは、順調に回復すれば4週間ほどで戦列に戻れる見込みだが、ブラックは楽観視せず、最大6週間の離脱の可能性があると考えている。「ダニエル(・マーフィー)に会ったとして、彼は(復帰までの)タイムテーブルを聞きたがらないと思う。予定よりも早く復帰できる場合もあるし、全ての選手がそう(=タイムテーブルを聞きたがらない)だと思うよ。彼の準備が整ったときに彼は復帰するのさ」とブラックは語った。

現在34歳のマーフィーは今季からロッキーズに加入し、正一塁手を務める予定だった。昨季はナショナルズとカブスで合計91試合に出場して打率.299、12本塁打、出塁率.336、長打率.454をマーク。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズに加入したことで、打撃タイトル争いに加わるくらいの大活躍を予想する声もあったが、わずか2試合に出場しただけで戦線離脱となった。

ロッキーズは空いた一塁に、主にマーク・レイノルズとライアン・マクマーンを起用する方針である。また、マーフィーの故障者リスト入りに伴ってAAA級から昇格したパット・バライカにも一塁手としての出場機会が与えられることになりそうだ。

剥離骨折は治癒に時間が掛かる場合があり、ブラックは状況を決して楽観視しない。好打者・マーフィーの穴を埋めるためには、代役として期待されるレイノルズ、マクマーン、バライカらの活躍が不可欠だ。

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