津山信金で新聞活用研修会始まる 文章の書き方や多角的な見方勉強

大本部長(左)から新聞の読み方などについて学ぶ職員

 津山信用金庫本店(津山市山下)で3日、新聞の活用をテーマにしたNIB(ビジネスに新聞を)研修会が始まった。入庫1~3年目の職員約30人が物事の多角的な見方や伝わりやすい文章の書き方といったビジネスに活用できるポイントを3回にわたって勉強する。

 初回は、山陽新聞社の大本哲弥販売局企画管理部長が講師を務め、ニュースのビジネス活用や新聞の読み方について説明した。

 新聞について「プロの記者が書いているので信頼できる」「必要な時に繰り返し読める」などと利点を紹介。見出しと1段落目(リード)にニュースの全容がまとめられているとし、「1日10分読むことで、取引先の方やお客さんとの会話につながるので、仕事にも必ず生きてくる」と述べた。

 近年、ネットニュースが台頭していることにも触れ、「手軽に読めるのは便利だが、うそのニュースもあるので、確実な情報を伝えられる新聞をベースメディアにしてほしい」と語った。

 3年目の女性(24)は「お客さんと話す機会が多いので時間をつくって新聞を読み、情報を蓄えていきたい」と話した。

 次回は5月14日。最終回は6月12日に行う。

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