ドイツには、国内のブンデスリーガでプレイする選手と国外でプレイするドイツ人選手を対象とした年間最優秀サッカー選手賞なるものが存在する。独『Kicker』とドイツスポーツジャーナリスト協会の投票で選出されることになっており、昨年はレアル・マドリードでプレイするMFトニ・クロースが選ばれていた。
今年は誰になるのか気になるところだが、独『90min』は受賞のチャンスがあるであろう9選手を紹介している。その中にはフランクフルトでプレイするMF長谷部誠の名前も入っている。
長谷部について同メディアは「日本人選手はおそらく最高のシーズンを過ごしている。フランクフルトの守備の中心であり、チームにとって非常に重要だ。経験値だけではなく、Kickerでも平均評価点は2.81。フィールドプレイヤーとしては2番目に良い。上はドルトムントのマルコ・ロイスだけだ」と伝えており、長谷部のパフォーマンスを絶賛している。35歳にして長谷部はキャリア最高の時を迎えている。
その他にフランクフルトからはFWルカ・ヨビッチ、セバスティアン・ハラーの2人、ドルトムントからジェイドン・サンチョ、ロイスの2人、バイエルンからはFWロベルト・レヴァンドフスキ、ブレーメンからはFWマックス・クルーゼを同メディアはリストアップしている。
国外からはマンチェスター・シティのドイツ代表FWレロイ・サネ、バルセロナGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが選ばれており、いずれも実力者ばかり。ここに長谷部の名前も入っているのは非常に誇らしい。
フランクフルトにはヨーロッパリーグ制覇の可能性も残っており、チームとしても特別なシーズンを過ごしている。それを支える長谷部の評価も上がり続けている。