カブスが2年目内野手・ボーティと5年間の契約延長

日本時間4月4日、カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長はメジャー2年目の内野手、デービッド・ボーティと2024年までの5年契約を結んだことを発表した。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、5年契約の総額は1500万ドル前後であるという。また、2年分(2025年と2026年)の球団オプションが付属していることも報じられている。

今回の契約は2020年から2024年までの5年間が対象で、年俸調停権取得前の2年間と、年俸調停期間の3年間をカバーすることになる。また、2つの球団オプションは、ボーティのフリーエージェント期間の最初の2年に該当する。まもなく26歳の誕生日を迎えるボーティは、2024年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だが、異例の早さでの契約延長となった。

「とても恐縮しているし、とても嬉しいよ。長期間にわたってカブスの一員でいられることは本当に楽しみだ」と今回の契約延長を喜んだボーティ。エプスタインがカブスに加わった2012年に、ボーティはドラフト18巡目で指名され、6年間のマイナー生活を経て昨季メジャーデビューを果たした。エプスタインにとっても思い入れのある選手なのである。

ボーティの今季の年俸は56万1500ドル。シカゴ・トリビューンのマーク・ゴンザレスによると、今回の5年契約によりボーティは5万ドルの契約ボーナスを手にし、来季からの5年間の年俸はそれぞれ95万ドル、100万ドル、250万ドル、400万ドル、550万ドルになるという。2025年は年俸700万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドル、2026年は年俸760万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルであり、最大で7年2860万ドルの契約となる可能性がある(出来高は含まない)。

昨季のボーティは故障離脱したクリス・ブライアントの穴を埋め、随所に勝負強さを発揮。今季も引き続き控え内野手の立場だが、今回の契約延長は、球団がボーティを必要不可欠な戦力と見なしていることの証であると言えそうだ。

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