【「平成」の山口市を振り返る】 No.18「平成18年に本紙が伝えたこと」

 国内最大の文化の祭典で「文化の国体」とも呼ばれる第21回国民文化祭が、2006(平成18)年11月3日から10日間、山口県で開催された。2001(平成13)年の「山口きらら博」から2011(平成23)年の「山口国体」へと続くプロジェクトの一つでもあり、過去最多の2556団体が参加した。本紙では「市内12イベントの代表者が語る国民文化祭の魅力」(1月1日付)「山口市の創作劇 キャストを募集」(同14日付)「子どもたちの夢実現へ 市内から2件の事業が採択」(3月4日付)「開・閉会式の入場整理券応募受け付け中」(7月28日付)と、準備が進められていく様子を報じた。開幕当日の11月3日付紙面では「市内でも、阿知須のきらら元気ドームで開かれる開会式と閉会式、パークロードや駅通りを練り歩くオープニングパレードのほか、市主催や公募事業などさまざまなイベントが催される」と、多彩な催しについて伝えた。
 この年は、キリスト教を日本に伝えたスペイン・ナバラ州の宣教師、フランシスコ・サビエルの生誕500周年でもあった。山口市では1997(平成9)年から「日本のクリスマスは山口から」事業が始まったが、「山口が日本のクリスマス発祥の地である」ことに対して「ナバラ州首相から山口商工会議所に“認定書”」(11月10日付)が届いたことを掲載した。
 ほかにも、ダイエー山口店閉店後に、コープやまぐちが入店していた道場門前の「どうもんビル取り壊しへ」(1月28日付)の記事では、建物の老朽化の現状と市、地元商店街、関係者の意向を紹介した。

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